光蘚(読み)ひかりごけ

精選版 日本国語大辞典「光蘚」の解説

ひかり‐ごけ【光蘚】

〘名〙 蘚類(せんるい)ヒカリゴケ科のコケ。本州中部以北の洞穴深山の湿った地面に生える。原糸体はレンズ状の細胞からなり入射光線を屈折反射して淡黄色に光る。高さ数ミリメートル。上部に左右二列につき基部は互いに癒合する。雌雄異株。まれに胞子体をつける。長野県佐久市岩村田、埼玉県の吉見百穴には天然記念物に指定されたものがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「光蘚」の解説

ひかり‐ごけ【光×蘚】

ヒカリゴケ科のコケ。中部地方以北の山中の洞穴などに生え、高さ1センチほど。原糸体がレンズ状の細胞からなり、光線を反射する。長野県佐久市・埼玉県吉見町・皇居などのものは天然記念物。ヨーロッパ・北アメリカにも産する。
[補説]書名別項。→ひかりごけ
[類語]水蘚杉苔銭苔

ひかりごけ[書名]

武田泰淳中編小説。昭和29年(1954)「新潮に発表。同年刊行の作品集「美貌信徒」に収録。第二次大戦中に北海道で起こった人肉食事件と、その裁判モチーフとする。平成4年(1992)、熊井啓監督・脚色により映画化。

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