コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

公帖 こうじょう

3件 の用語解説(公帖の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

公帖
こうじょう

公文 (くもん) ともいう。中世,仏,社寺のうち官寺住持の任命書。鎌倉時代には寺によって朝廷と武家からそれぞれ出され,建武中興期には朝廷から綸旨の形で出されたが,室町時代にはもっぱら将軍から出された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

公帖
こうじょう

古文書の一形式。公文(くもん)ともいう。室町時代、禅宗寺院のなかの官寺の住持を任命する文書。室町幕府は、禅寺に五山・十刹(じっさつ)・諸山の寺格の制を定め、公帖を出してそれらの住持を任命した。室町中期以降、幕府は仏寺の造営修理などにあたって、その費用をつくりだす方法として、官銭を納めさせて、実際には入寺しない名目上の住持を任命する売官制度を盛んに利用した。このとき発給する公帖を、とくに坐(ざ)公文といった。[百瀬今朝雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の公帖の言及

【公文】より

…したがって荘園現地の実質的支配権をめぐる鎌倉期における領家と地頭の争いは,しばしば公文の進退権をめぐって行われた。なお特殊な用例として,室町時代,五山・十刹・諸山など官寺禅院の住持の任命辞令(多くは幕府発行)を公文・公帖(こうじよう)といい,実際に入寺しない者に官銭を得るために出したものを売公文,入寺しない者を坐公文・居公文(いなりくもん)といった。公文所【工藤 敬一】。…

※「公帖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

公帖の関連情報