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コウ

15件 の用語解説(港の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

こう【港】[漢字項目]

[音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]みなと
学習漢字]3年
〈コウ〉
みなと。「港湾開港寄港漁港出港良港
飛行場。「空港
〈みなと〉「港町
[難読]桑港(サンフランシスコ)香港(ホンコン)

み‐な‐と【港/×湊】

《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の門(と)」の意》
海が陸地に入り込んだ地形を利用したり、防波堤を築いたりして、船舶が安全に停泊できるようにした所。港湾。「船が―を出ていく」
川・海などの水の出入り口。みと。
「すみやかにこの―に往き、水をもちて汝(な)が身を洗ひて」〈・上〉
行き着いてとどまる所。
「暮れて行く春の―は知らねども霞におつる宇治の柴舟」〈新古今・春下〉

みなと【港】[東京都の区]

東京都の区名。東京港に臨む。江戸時代武家屋敷・寺社地。赤坂・芝・麻布(あざぶ)の旧3区が合併して成立。人口20.5万(2010)。

みなと【港】[名古屋市の区]

名古屋市の区名。名古屋港に臨む。

みなと【港】[大阪市の区]

大阪市の区名。大阪港に臨む。

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百科事典マイペディアの解説

港【みなと】

港湾港町

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デジタル大辞泉プラスの解説

日本の唱歌の題名。作詞:旗野十一郎と林柳波、作曲:吉田信太。発表年は1896年。

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大辞林 第三版の解説

みなと【港】

東京都二三区の一。都心の南部に隣接する。赤坂・芝・麻布の旧三区が合併。大阪市・名古屋市にも港区がある。

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日本の地名がわかる事典の解説

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


みなと

港湾」のページをご覧ください。


みなと
The Harbor

アメリカのジャーナリスト,作家アーネスト・プールの小説。 1915年刊。主人公の作家の自宅から眺められるニューヨーク港の光景を中心に,時代の流れを描く。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


みなと
harborport

船が安全に出入、停泊でき、水陸交通接点として陸上との交通連絡施設をもち、旅客の乗降、貨物の積み卸しをする場所を港または港湾といい、湊(みなと)、津(つ)、泊(とまり)などといわれた船着き場から発展してきたものである。[堀口孝男]

沿革

日本では古くから瀬戸内海で海運が開けていたが、17世紀以降、上方(かみがた)、江戸など都市における消費物資の増大から、より大量の物資輸送の必要に迫られて廻船(かいせん)ならびに廻船問屋の制度が発達し、上方へは西国(中国地方)、九州、四国の物資が輸送され、上方から江戸へは食糧、果実のほか油、綿、しょうゆなどが運ばれ、東北から江戸へは主として米が送られた。この時代の港は河口もしくは河川内に設けられ、防波堤を必要としないようにくふうされている。また、航路の開拓にはかなりの努力が重ねられており、東北から江戸への東廻(ひがしまわり)航路、日本海の荒波にも耐えた北前船(きたまえぶね)を利用した下関(しものせき)から酒田に至る西廻航路などが名高い。
 一方欧米では、本格的に港湾と海運が発展したのは12世紀以降で、北海、バルト海を活躍の場としたリューベック、ハンブルクなどハンザ同盟の自治都市、地中海、黒海の沿岸を取引の場としたジェノバ、ベネチアなどの都市国家が歴史に名をとどめている。前者の取扱物資は穀物、木材、毛織物、塩などの生活必需品であるのに対し、後者は日常生活品のほかに、こしょう、絹、宝石などアジア、中近東からの奢侈(しゃし)品目にもかなりの取扱量を示している。また港の立地にも特徴があり、北海では河川やフィヨルドの中を利用しているが、地中海では石材が豊富なことから、捨石防波堤で遮蔽(しゃへい)した沿岸港も出現している。しかし、現代につながる近代的港湾への展開をみたのは18世紀以後のことで、コンクリート・鉄などの材料、施工機械、荷役機器などの進歩に裏づけられて達成されてきたものである。もっとも北海型と地中海型との系統の流れは若干残っており、その特徴は防波堤の構造思想に現れて、前者は混成式防波堤技術の高度化に向かい、後者は石材にかわる消波ブロックの開発へと進んできた。日本の港湾近代化は明治20年代の横浜港、神戸港などから出発しており、その顧問がイギリス人、オランダ人であったことから、北海型の系統に近いものとみられよう。[堀口孝男]

種類

港の種類は立地上から分類すると、海岸に沿って造成された海港(沿岸港)、河川の河口部に位置する河口港、河口より上流に立地した河港、湖岸に設置された湖港に分けられる。港の果たす機能から分類すると、国の内外にかかわる貿易から生ずる物資の流通と旅客の輸送を目的とした一般的な港湾を商港といい、臨海部立地産業に対して原材料を搬入し製品を搬出する港を工業港とよび、漁船の出入、荷役、補給施設を備えたものを漁港という。そのほか、荒天のとき小型船舶の避難のための避難港、観光船の発着に供する観光港、ヨット、モーターボートなどスポーツやレジャー用の船を対象にしたマリーナなどがある。これら港湾は単一の機能を目標とするだけでなく、多くの場合、複数の機能を果たせるように区域別に構成されている。また、法律により分類すれば、港湾法では、国際戦略港湾(長距離国際海上コンテナ輸送網の拠点で、国内海上貨物輸送網と結節する機能が高く、国際競争力を重点的に強化すべき港湾)、国際拠点港湾(国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾)、重要港湾(海上輸送網の拠点となるなど、国の利害に重大な関係のある港湾)の三つを政令で定めることとし、そのほかを地方港湾としている。同じく法制度に基づくもので関税法によれば、貨物の輸出入ならびに外国船舶の入港を認めたものを開港、外国との交流を認めないものを不開港としている。そのほか検疫法により検疫を行う検疫港、植物防疫法により植物などを輸入できる港湾、出入国管理及び難民認定法により外国人が出入国できる港などがある。港則法では、喫水の深い船舶の出入、外国船舶が常時出入する港湾を特定港と定め、それ以外の港に比べて厳しい規制が行われている。[堀口孝男]

立地

港の新設・拡張は港湾法に規定する港湾区域内で行われるが、各種施設は海域で建設されるため、その海域の自然条件を的確に把握することが肝要で、気象、波浪、潮汐(ちょうせき)、海底地形、土質、漂砂など入念な調査が必要である。一方、港湾の性格・規模などを検討するため、背後圏の人口、港湾経由の産業出荷額と品目の予測、陸上の交通条件、用地・用水・労働力などの現状と将来、背後都市圏の機能充足のための開発・再開発の要請、漁業など他業種の海面利用の状況など経済社会条件の検討も欠くことのできないものである。また港湾は埠頭(ふとう)などの関連用地のほかに、臨海部産業立地のため、あるいは再開発など都市機能充実のため、海面埋立てによる用地造成が大きな比重を占めることが多い。このため周辺海域に及ぼす環境影響を十分に検討し、その保全を計らなければならない。現今では港湾計画の策定時に、環境アセスメントをかならず行うことになっている。[堀口孝男]

施設

港の施設は大別すると、水域施設、外郭施設、埠頭内の各種施設に分けられる。水域施設には、船舶の通行する航路、停泊する泊地、船舶の方向転換をする船廻し場があり、航行の安全のため航路標識などの保安施設が付帯施設として含まれる。外郭施設には、港外からの波を防いで港内を静穏に保つための防波堤、河口を維持する導流堤、漂砂を安定させるための突堤や防砂堤、荒天時に高潮・高波から陸岸を護(まも)る防潮堤・護岸などがある。埠頭の各種施設には船舶を係留する係船施設(桟橋・岸壁)、貨物を取り扱う荷役機械や一時保管をする上屋(うわや)などの荷さばき施設、また長期に貨物を保管する倉庫・野積場などの保管施設、港湾と背後地との間で貨物を円滑に輸送する道路・鉄道などの臨港交通施設、船舶への給水や食糧を供給する補給施設、旅客用のターミナル・ビルとなる旅客施設、船員のためのホテルや病院などの厚生施設が含まれる。このうち、特定の貨物・貨物形態を対象にして、係船・荷さばき・保管などの各施設を効率よく一体化したものが専門埠頭とよばれるもので、コンテナ埠頭、フェリー埠頭、シーバース、木材埠頭などがそれである。[堀口孝男]

工事

港湾の建設は港湾管理者が行うのが原則であるが、国際戦略港湾、国際拠点港湾、重要港湾または避難港において、国と管理者との協議が整ったときは、国が港湾工事を行うことができる。この場合、北海道では国土交通省北海道局港政課、沖縄諸島では内閣府沖縄振興局振興第三課、それ以外の本土では、国土交通省港湾局建設課のなかに東北、関東、北陸、中部、近畿、中国、四国、九州の8地方港湾整備局があり、各ブロックごとに工事を担当する。[堀口孝男]

管理・行政

港湾には民間所有のものもわずかにあるが、ほとんどは公共のものである。港湾はその歴史的発展の経緯からみるように、自治都市から出発しているため、この伝統が今日まで続いており、共産圏はさておき、洋の東西を問わず各国とも港湾管理者は地方公共団体である。日本では港湾法により、港湾管理者が港湾の管理・運営・建設にあたっているが、建設には多額の資金が必要なため国からの補助が必要である。また外国貿易の関税、海上交通と港内の保安、船舶運送と港内荷役、港湾周辺の環境保全、背後圏の交通施設の整備など関連する事項が多岐にわたり、国土交通省、財務省、経済産業省、法務省、農林水産省、厚生労働省、環境省、海上保安庁など国の機関と複雑に絡んでおり、港湾行政がいっそう円滑に進められるよう一段の努力と協力が要請されているところである。[堀口孝男]

国際法上

港は、一般に船が停泊して、貨物および人員の積卸のための人工的施設を備えている。海に面した港の恒久的な工作物、たとえば防波堤は、海岸の一部とみなされ港の水域は内水となる。沖合いの停泊地は港に含まれない。国は、その港に外国船の入港や停泊を認めるか否かを自由に決定することができるが、1923年12月9日の「海港ノ国際制度ニ関スル条約」および「規程」に従って、国際貿易のため外国船に一般に開放されている港においては、すべての外国商船に対して入港と停泊を許し、また貨物の積卸、人員の乗り降りを認めている。国は、外国軍艦の入港については特別な制限を設けることができる。港湾国は、すべての船が海難その他不可抗力によって港を避難所として用いることを許さなければならない。港湾国は、港における航行、出入港を規律する法令を定め、また港にある商船に関して、民事上、刑事上の司法権能を行使することができる。[中村 洸]
『長尾義三著『港湾工学』(1968・共立出版) ▽栗栖義明著『土木工学大成8 港工学』(1974・森北出版) ▽渡辺彌作著『標準土木工学講座4 港湾工学』(1979・コロナ社) ▽中山茂雄著『港湾工学』(1985・山海堂)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のの言及

【港湾】より

…日本では古来,(つ),(みなと),(とまり)などと称していた。これらの語に代わって新たに港湾ということばがつくられ用いられるようになったのは明治になってからである。厳密にいえば,港湾とは港湾法の適用を受けるもののみを指し,漁港法の適用を受ける漁港とは区別されている。…

【泊】より

…船舶の寄航・停泊のための風波を防ぐ海岸地形や諸施設(防波堤など),あるいはそれを含む港湾全体をいう。とくに古代・中世,海岸に沿って航行する地乗り航法の時代には風待・潮待などのための泊の設置が必須であり,中世ではしばしば〈津泊〉と連称された。…

【船宿】より

…江戸時代から明治前半にかけて,全国の廻(回)船の寄港地にあった乗組員の宿屋のこと。当時の回船は港ごとに船宿が決まっていた。…

※「港」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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