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円卓の騎士 えんたくのきし Les Chevaliers de la Table Ronde; The Knights of Round Table

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

円卓の騎士
えんたくのきし
Les Chevaliers de la Table Ronde; The Knights of Round Table

ヨーロッパ中世の騎士道物語に登場する騎士の一団。アーサー王臣下で,騎士の中のエリート。まずフランス語による騎士道物語 (特に 12世紀後半のクレチアン・ド・トロア作など) において,騎士道の理想像として描かれ,英語,ドイツ語イタリア語スペイン語オランダ語,北欧チェッコ語等の相次ぐ翻訳で全ヨーロッパ的人物像に昇華する。

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デジタル大辞泉の解説

えんたく‐の‐きし〔ヱンタク‐〕【円卓の騎士】

アーサー王伝説中で、アーサー王に仕え、円卓につくことを許された騎士たち。円卓は、上下の別なく互いに平等な立場であることを示すもの。円卓騎士団。→円卓物語

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百科事典マイペディアの解説

円卓の騎士【えんたくのきし】

アーサー王の騎士たち。王は騎士たちに上下の区別をつけないよう円形のテーブルに着かせた。このテーブルは王がギネビアとの結婚の際,彼女の父から贈られたもので150人が着席できたという。
→関連項目パルチファル

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デジタル大辞泉プラスの解説

円卓の騎士

米国の作家マリオン・ジマー・ブラッドリーの長編ファンタジー(1983)。原著『アヴァロンの霧』《The Mists of Avalon》を4分冊で翻訳刊行したものの第4巻。ローカス賞ファンタジー長篇部門受賞(1984)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

円卓の騎士
えんたくのきし
The Knights of the Round Table

イギリスのアーサー王伝説において円卓に座る資格をもった騎士。円卓は、座る位置によって上下の差のない平等性を示唆する。円卓についての最初の記述は1154年ごろワースによってフランス語で書かれた『ブルート』であって、騎士たちの優位争いを止めるためにアーサー王がくふうしたという。円卓の起源に関しては諸説あって、アーサーの父ユーサー・ペンドラゴンがカメリアード王レオデグランスに与え、その娘ギニビアがアーサーと結婚する際、100人の騎士を添えて祝いの品にしたとか、聖杯を手にしたアリマタヤのヨセフ最後の晩餐(ばんさん)のテーブルをかたどったとかいう。ともあれ、この円卓には150人の騎士が座ることができるといい、ここに座ることのできる騎士はキリスト教的使命に燃えた優れた騎士であり、失われた聖杯を尋ね求めることを第一の目的としている。円卓には一つの空席があり、「危険な座」とよばれて、無事に座る資格のある優れた騎士のために空けられている。やがてその席を占めるのは騎士(サー)ガラハッドである。円卓はイングランド南部のウィンチェスター城に保存されているが、13世紀ごろのものと思われる。
 円卓の騎士は諸国を巡り歩き、聖杯を尋ね、武勇を磨き、弱き(とりわけ女性)を助ける、いわば中世の騎士道を具現する存在であった。騎士たちの武勇伝については、12世紀から15世紀に至る間、イギリス、ドイツ、フランスを中心に多くの詩や散文が書かれた。代表的な騎士の名は、勇気と貞節の象徴的な存在サー・ランスロット、その子で聖杯を捜し当てるサー・ガラハッド、アーサー王の甥(おい)サー・ギャウェイン、イゾルデとの悲恋で知られるサー・トリスタン、血の滴る聖槍(せいそう)を見たサー・パーシバル、叔父のアーサー王に背き王に致命傷を与えるサー・モドレドである。円卓の騎士にまつわる物語は、ヨーロッパ中世文学の重要な部分となっている。[船戸英夫]

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