几・机(読み)おしまずき

精選版 日本国語大辞典 「几・机」の意味・読み・例文・類語

おしまずき おしまづき【几・机】

〘名〙
① すわった時、ひじをかけ、身体をささえる道具脇息(きょうそく)
書紀(720)斉明四年一一月(北野本訓)「皇子の案机(オシマツキ)の脚、故無くして自(みづから)に断(を)れぬ」
② 机をいう。
※俳諧・笈日記(1695)下「胸ふさがりて、ただをしまづきにかかりて、夕の空にむかふのみ」
牛車(ぎっしゃ)前後の口に横にわたした、低い仕切りの板。〔観智院本名義抄(1241)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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