初冠(読み)ういこうぶり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

初冠
ういこうぶり

日本古代に起った男子の成人儀礼で,元服の中心をなす儀式。官職位階によって区別されたを初めてつける礼。武家社会では冠の代り烏帽子 (えぼし) を用いた。

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デジタル大辞泉の解説

うい‐かぶり〔うひ‐〕【初冠】

ういこうぶり」に同じ。

うい‐かむり〔うひ‐〕【初冠】

ういこうぶり」に同じ。

うい‐こうぶり〔うひかうぶり〕【初冠】

元服して、初めて冠を着けること。ういかがふり。ういかぶり。ういかむり。ういこうむり。
「昔、男、―して」〈伊勢・一〉

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大辞林 第三版の解説

ういかぶり【初冠】

ういかんむり【初冠】

ういこうぶり(初冠)」に同じ。
能で用いる巻纓けんえいまたは、垂纓すいえいの冠の小道具。高貴な人物に用いる。ういかむり。

ういこうぶり【初冠】

元服して初めて冠をつけること。初元結はつもとゆい。元服。ういかがふり。ういかぶり。ういかむり。 「むかし、をとこ、-して/伊勢 1

しょかん【初冠】

ういこうぶり」に同じ。 「あらいつくしの-や/幸若・烏帽子折」

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世界大百科事典内の初冠の言及

【元服】より

…〈げんぷく〉ともいい〈元〉は首,〈服〉は着用する意。首服,首飾,冠礼,加冠,初冠(ういこうぶり∥ういかぶり),御冠(みこうぶり),冠ともいう。
[古代]
 冠礼としての成人式は,日本古代では682年(天武11)に規定された男子の結髪加冠の制以後,冠帽着用の風習が普及してからで,国史に見えるものとしては714年(和銅7)の聖武天皇(14歳で元服)の記事が初めとされる。…

【元服】より

…〈げんぷく〉ともいい〈元〉は首,〈服〉は着用する意。首服,首飾,冠礼,加冠,初冠(ういこうぶり∥ういかぶり),御冠(みこうぶり),冠ともいう。
[古代]
 冠礼としての成人式は,日本古代では682年(天武11)に規定された男子の結髪加冠の制以後,冠帽着用の風習が普及してからで,国史に見えるものとしては714年(和銅7)の聖武天皇(14歳で元服)の記事が初めとされる。…

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