コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

劣後ローン れつごろーん

8件 の用語解説(劣後ローンの意味・用語解説を検索)

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

劣後ローン

会社が解散または経営破たんした場合の債権者への支払い順位が普通の債権より低い、無担保の貸し出し債権。普通の債権への支払いが終わった後、資産が残っていれば、分配してもらえる。その分、金利は高く設定されている。株式に近い性格を持っており、自己資本の一部とみなされる。銀行では自己資本比率の基準をクリアするための資金調達に利用されるほか、生保などと劣後ローンを拠出しあい、持ち合い関係を形成しているケースも多い。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

劣後ローン

金利は高めだが、返済をほかの借り入れより後回しにしてよいなど、借り手に有利な点も多い借金のこと。貸す側にとっては将来の返済が見込めるので、株を買って出資するよりは、お金を出しやすい。経営が悪化した銀行への公的資金注入にも使われる。

(2012-06-02 朝日新聞 朝刊 2経済)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

れつご‐ローン【劣後ローン】

subordinated loan》借り手の企業などが倒産した際に、貸し手への返済順位が低い無担保の貸出債権リスクの大きい反面、金利は高めに設定してある。銀行の自己資本比率を上げる手段として活用されている。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

劣後ローン【れつごローン】

元利金の受取りの優先順位が他の債権者より低い無担保ローン。借手は破産時の返済義務がない。BIS規制をクリアできるようにするため,金融機関に対し,1990年度には劣後ローン,1992年度には転換社債に劣後条件を付けた劣後転換社債,発行時に償還期限を設けない永久劣後債の発行による資金調達が認められた。
→関連項目三洋証券[株]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

事業再生用語集の解説

劣後ローン

【Subordinated Loan】 金融機関等が融資した融資先が破たんした場合、返済順位がほかの債権より低い無担保の貸し出し債権。保険会社や銀行の自己資本への一部繰り入れが認められている。生保と銀行は互いに多額の劣後ローンを拠出しあい、基金や株式などと合わせて“持ち合い”関係を形成している。 ⇔シニアローン

出典|(株)セントラル総合研究所
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

れつごローン【劣後ローン】

元利金の返済が他の債務よりもあとになる金銭消費貸借。債務者にとっては自己資本に近い性格をもつ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

劣後ローン
れつごローン
subordinated loan

金融機関が倒産したときに,他の通常の融資の回収が終わってからでないと返済を受けられない無担保の貸出債権。 1990年6月に大蔵省が導入に踏み切り,都市銀行などが生保や損保から借り入れている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

劣後ローン
れつごろーん
subordinated loan

元利金返済の優先順位が一般債権より低い無担保の貸出債権。借り手が経営破綻(はたん)した際は、すべての債権者への弁済を終えてなお残額がある場合に返済が行われる。貸し手にとっては、貸し倒れリスクが大きい反面、金利が高いというメリットがある。貸し手を保護するためには返済の順位付けを行うのは望ましくないとの考え方もあるが、日本では1990年(平成2)6月に導入が認められた。事実上、破綻時に返済が不要で株主資本と似た性格があり、金融機関は会計処理上、劣後ローンによる調達額を自己資本に一部組み入れることが認められている。そのため1990年代から2000年代前半にかけて大手銀行が自己資本比率の引き上げに多用した。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

劣後ローンの関連キーワード住宅金融債権管理機構整理回収銀行破産法財産分離清算所得相続債権者瑕疵担保条項経営破綻破産更生債券足利銀行の経営破綻

劣後ローンの関連情報