(田端泰子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…位階を冠して一位局,二位局などと称し,あるいは官職を冠して大納言局,中納言局などというのは上﨟の女房で,按察使局(あぜちのつぼね),小督局(こごうのつぼね)などはこれに次ぐ。また中世以降宮中の重要な地位となった勾当内侍(こうとうのないし)は,その候所が紫宸殿から清涼殿に通ずる長橋の傍にあったので,長橋局とよばれた。近くは明治天皇の生母中山慶子,大正天皇の生母柳原愛子が二位局とか一位局と称され,武家でも将軍の居所に仕えた女房は局を称し,将軍徳川家光の乳母斎藤氏が朝廷から春日局の称をたまわったのは有名である。…
…宮中に仕えた女官で,勾当内侍(こうとうのないし)の別称。清涼殿の東南隅から紫宸殿の御後(ごご)に通ずる細長い板の橋を長橋といい,そのそばに勾当内侍の局(つぼね)があったことからこの称が生まれた。…
…室町・戦国時代に盛んに使用された,天皇・上皇の仰せを側近の女房が奉じた仮名奉書。とくに天皇の女房奉書は勾当内侍(こうとうのないし)が奉ずる。鎌倉中期以降の公家政治は,院政にあっては伝奏(てんそう)が,親政にあっても鎌倉末までには伝奏が置かれ,政務を執る院や天皇の奏聞・伝宣の役を担っていた。…
※「勾当内侍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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