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手取川 てどりがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

手取川
てどりがわ

石川県金沢平野の南部を流れる川。全長 72km。石川県,岐阜県の県境をなす白山に源流をもち,同じく白山に発する尾添川(おぞうがわ),西部の大日山に発する大日川などを合わせながら北流する。最上流部の柳谷川と湯の谷川合流点から尾添川との合流点までを牛首川とも呼ぶ。白山市北部で平野に出て西に流れを変え,広い扇状地を形成しつつ日本海に注ぐ。上流域は中世代ジュラ紀・白亜紀の手取層群で,白山市南部には国の天然記念物に指定されているケイ化木産地がある。本・支流とも深い V字谷を刻み,中宮,岩間,白山などの温泉が湧き,尾添川上流の岩間の噴泉塔群は国の特別天然記念物。豪雪の溶融水を利用して多数のダムが建設されている。中流部には河岸段丘が発達し,手取峡谷があり,一帯は獅子吼・手取県立自然公園に指定されている。扇状地は江戸時代には水田化が完了し,早場米の産地として知られ,金沢平野の中心的穀倉地帯で,七ヶ用水で灌漑されている。

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デジタル大辞泉の解説

てどり‐がわ〔‐がは〕【手取川】

石川県南部を流れる川。県南端、岐阜との県境にある白山に源を発し、支流を合わせ白山市で日本海に注ぐ。長さ72キロ。上流に手取湖、中流に手取峡谷がある。下流早場米産地の扇状地を形成する。県下最大の河川

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百科事典マイペディアの解説

手取川【てどりがわ】

石川県南部の川。長さ72km。白山に発し,加賀山地を北流,手取峡谷をつくり,鶴来から扇状地を形成して日本海に注ぐ。土砂量が多く,下流の河床が高まっている。融雪出水も多い。
→関連項目石川[県]金沢平野川北[町]白峰[村]辰口[町]鶴来[町]寺井[町]根上[町]野々市[町]松任[市]

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

てどりがわ【手取川】

石川の日本酒。酒名は、白山を源とする「手取川」に由来。大吟醸酒「万華鏡」「鳥越城」「古古酒」をはじめ、純米酒、本醸造酒をそろえる。全国新酒鑑評会で受賞実績多数。原料米は山田錦、五百万石。仕込み水は手取川の伏流水。蔵元の「吉田酒造店」は明治3年(1870)創業。2人の杜氏がそれぞれの蔵で造りを行う。所在地は白山市安吉町。

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世界大百科事典 第2版の解説

てどりがわ【手取川】

石川県南部の川。幹川流路延長72km,全流域面積809km2。白山の大汝(おおなんじ)峰(2685m)に発する上流部を牛首川と呼び,湯の谷川と柳谷川が市ノ瀬の東で合流して北西に向きを転じ,途中数本の支流を合わせ,吉野谷村木滑新(きなめりしん)付近で尾添(おぞう)川と合流し手取川となる。さらに大日川,直海谷(のうみだに)川を合わせて鶴来(つるぎ)町に達する。ここからは手取川扇状地を西流し,美川町で日本海に注ぐ。

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大辞林 第三版の解説

てどりがわ【手取川】

両白山地の白山はくさん周辺を水源とし、石川県南部を北流して日本海に注ぐ川。下流域には白山市鶴来つるぎを扇頂とする扇状地が発達。中流に手取峡谷・手取温泉、上流に手取川ダムがある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔石川県〕手取川(てどりがわ)


石川県南部を流れる川。1級河川(手取川水系)。延長72km。流域面積809km2。白(はく)山南西麓(なんせいろく)に源を発し、北流して金沢(かなざわ)平野中央に大扇状地(手取川扇状地)を形成し日本海に注ぐ。上流に手取川ダム、支流に大日(だいにち)川ダムがある。中流は手取峡谷の景勝地。下流域の手取川扇状地は早場米の単作地帯として知られたが、近年は都市化が進む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

手取川
てどりがわ

石川県の南部を流れる川。一級河川。幹川流路延長72キロメートル、流域面積809平方キロメートル、県下最大の河川。白山(はくさん)に源を発する牛首(うしくび)川、尾添(おぞう)川が合流、北流して大日(だいにち)川をあわせ、白山市鶴来(つるぎ)地区で向きを西に変え、手取川扇状地を形成し、同市美川(みかわ)地区で日本海に注ぐ。古くから荒れ川として知られ、たびたび水害を起こし、流路変更も多かった。1968年(昭和43)大日川ダム、1979年に手取川ダムがつくられ、電力、防災、水利など多目的に利用されている。中流の手取峡谷には獅子吼・手取県立自然公園があり、下流の扇状地は早場米の産地で、河口付近は伏流水が豊富で工業地域を形成する。河口は江戸時代本吉(もとよし)港として栄えた。河口部にJR北陸本線、北陸自動車道などの橋梁(きょうりょう)が集中する。[矢ヶ崎孝雄]

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