コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

半井桃水 なからい とうすい

6件 の用語解説(半井桃水の意味・用語解説を検索)

美術人名辞典の解説

半井桃水

小説家。本名は冽、別号は菊阿弥。東京朝日新聞社に入り『海王丸』『胡砂吹く風』等多くの新聞小説を発表、人気作家となる。樋口一葉の師としても有名。代表作に『天狗廻状』がある。大正15年(1926)歿、67才。

出典|(株)思文閣
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

なからい‐とうすい〔なからゐタウスイ〕【半井桃水】

[1860~1926]小説家。対馬(つしま)の人。本名、冽(きよし)。朝日新聞の記者となり、通俗小説を発表。門下に樋口一葉がいた。作「海王丸」「天狗廻状」など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

半井桃水【なからいとうすい】

小説家。本名冽(きよし)。対馬国(現長崎県)生れ。11歳で上京,共立学舎で学ぶ。新聞社を転々としたが,1888年《東京朝日新聞》記者となり,翌年から《唖聾子》《海王丸》などを連載,通俗小説作家として名声を博した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

半井桃水 なからい-とうすい

1861*-1926 明治-大正時代の小説家。
万延元年12月2日生まれ。大阪魁(さきがけ)新聞社などをへて,明治21年東京朝日新聞社にはいり連載小説をかく。樋口一葉(ひぐち-いちよう)の師,恋人として知られる。俗曲も作詞した。大正15年11月21日死去。67歳。対馬(つしま)(長崎県)出身。本名は冽(きよし)。別号に菊阿弥,千壺。作品に「胡沙(こさ)吹く風」「天狗(てんぐ)廻状」など。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

半井桃水

没年:昭和1.11.21(1926)
生年:万延1.12.2(1861.1.12)
明治大正時代の小説家。本名洌,別号桃水痴史,菊阿弥。対馬国府中(長崎県厳原町)生まれ。藩主宗家の典医半井湛四郎・藤の長男。11歳で上京,共立学舎に学び,財閥三菱に就職したが退社して,京都を放浪。明治13(1880)年『魁新聞』の創刊と共に同新聞社に入社し,廃刊後,父が医院を開いていた釜山に渡る。16年成瀬もと子と結婚したが,翌年死別。21年東京朝日新聞社に入社,「唖聾子」(1889)で好評を博し,小説記者として「胡沙吹く風」(1891~92)などを発表。樋口一葉と文学の師として交際があり,一葉の『にごりえ』(1895)の結城朝之助は桃水をイメージしたものである。<参考文献>「半井桃水」(近代文学研究叢書25巻)

(佐伯順子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

なからいとうすい【半井桃水】

1860~1926) 小説家。対馬の人。本名、冽きよし。別号菊阿弥など。東京朝日新聞記者。同紙に多くの通俗小説を掲載して好評を博した。樋口一葉の師・恋人として著名。代表作「啞聾子」「胡沙吹く風」「天狗廻状」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の半井桃水の言及

【一葉日記】より

樋口一葉が,1887年(明治20),16歳のときから終焉の年までの約10年間にわたって書きついだ生活記録で,途中脱落はあるが,メモや雑記を含めると七十数冊に及んでいる。半井(なからい)桃水との恋にちなむ〈若葉かげ〉〈しのぶぐさ〉をのぞけば,菊坂町時代が〈蓬生〉,竜泉寺町時代が〈塵の中〉,丸山福山町時代が〈水の上〉というように,ほぼ居住地べつに三つのタイトルがえらばれている。菊坂町での作家修業と桃水への愛,竜泉寺町時代の生活の苦闘,晩年の達観した心境と文壇人との交友など,一葉の創作の舞台裏をかいま見せてくれるばかりでなく,明治の女書生のヒューマン・ドキュメントとしても深い感銘を誘う。…

【樋口一葉】より

…同門の田辺花圃(かほ)が《藪の鶯》を発表して文壇に迎えられたことに刺激されたといわれる。91年《東京朝日新聞》の専属作家半井(なからい)桃水の門をたたいて小説制作の指導を乞い,翌年桃水が主宰する雑誌《武蔵野》第1号に処女作《闇桜》を発表した。その後1年足らずの間に,幸田露伴の作風を模した《うもれ木》を含む7編の短編を公にするが,その多くは和歌的な抒情の世界になずんだ習作の域を出ていない。…

※「半井桃水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

半井桃水の関連キーワード淡島寒月広津柳浪平井晩村後藤宙外幸堂得知荒木郁子岡本霊華加藤籌子添田さつき武田仰天子

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

半井桃水の関連情報