翻訳|discord
音楽用語。17世紀以降の西洋音楽では、三つ以上の異なる高さの楽音を同時に鳴り響かせたものを和音cordとよぶが、その三つ以上の楽音に一つでも他の楽音と不協和音程の関係にある楽音があれば、その和音をさして不協和音あるいは不協和和音という。これに対して三つ以上の楽音がすべて協和音程の関係にあれば、それは協和音あるいは協和和音とよばれる。しかし、不協和音程を含む和音がかならずしも甚だしい不協和感を与えるとは限らず、たとえば、いわゆる属七の和音には短七度と減五度といった二つの不協和音程が含まれているが、主和音に向かう推進力が感じられ、見方によっては調和的ともいえる。
[黒坂俊昭]
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…複数の楽音が同時に鳴らされたとき,それらが互いに溶け合ってよく調和する状態を協和といい,その音程関係を協和音程,協和する和音のことを協和音,協和しない和音を不協和音という。協和の程度は,2音間の振動数比が単純なものほど高いと考えられる。…
…図1が示すように,これらは長短の3度音程(音程)の組合せ方によっており,この異なった3音を3度音程で積み重ねたものを総称して3和音という。また,長3和音と短3和音の2種のみを協和和音といい,他のすべての和音を不協和音という。なお主要3和音(主和音(トニカ),属和音(ドミナント),下属和音(サブドミナント))などの名は,和音の構造(種類)名ではなく,和声法における機能上の名称である。…
※「不協和音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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