友ヶ島(読み)ともがしま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

和歌山県北西部,友ヶ島水道にある島群。和歌山市に属する。沖ノ島,地ノ島,虎島,神島の4島から成る無人島。総面積約 1.31km2。沖ノ島には修験道行場跡や第2次世界大戦までの要塞の砲台跡がある。戦後,観光地として開発され,加太港 (和歌山市) からの定期船がある。瀬戸内海国立公園の一部。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

和歌山県北西端,和歌山市加太西方淡路島との間の紀淡海峡(友ヶ島水道)に浮かぶ島。地ノ島(全周約5.2km)と沖ノ島(全周約6.5km)からなり,沖ノ島には砂州で陸続きになった虎島,および神島が付属する。島は砂岩からなり,周囲は高さ20~50mの海食崖が発達,沖ノ島の野奈浦を除き無住である。沖ノ島には観念窟,序品窟など5ヵ所の葛城修験行場があり,現在も毎年4月に本山派(聖護院)修験の行が行われる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

和歌山市北西部、紀淡海峡にある島。和歌山市に属す。沖ノ島(1.4平方キロメートル)、地ノ島(じのしま)(1.06平方キロメートル)と付属の小島からなる。名称は二島が並ぶことによる。古歌には伴島(ともがしま)、妹島(いもがしま)ともある。海没した和泉(いずみ)山脈の山頂にあたり、沖ノ島の最高点は120メートル、海上に屹立(きつりつ)し、修験道(しゅげんどう)の行場跡がある。第二次世界大戦までは要塞(ようさい)地帯であった。戦後は瀬戸内海国立公園に編入、コウノ巣展望台や灯台を巡るハイキングコースがあり、観光化が進んでいる。和歌山市加太(かだ)港から沖ノ島まで定期船で約20分。沖ノ島には旅館もあるが、地ノ島は無人島。[小池洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

オープンスカイズ条約

領空開放条約ともいう。非武装の偵察機により相互の領域内の軍事活動,施設を監視しあい,軍備および軍事行動の透明性を高めることを目的とする条約。相互の不信感を取除く信頼醸成措置の1つ。 1955年,アメリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android