デジタル大辞泉 「真逆」の意味・読み・例文・類語
まさ‐か
1 今まさに物事が目の前に迫っていること。予期しない緊急の事態にあること。「
2 目前のとき。さしあたっての今。
「
[副]
1 (あとに打消しや反語の表現を伴って)
㋐打消しの推量を強める。よもや。「
㋑ある事がとうてい不可能だという気持ちを表す。とても。どうしても。「病気の彼に出て来いとは
2 その状態であることを肯定して強調するさま。まさしく。ほんとうに。
「―影口が耳に入ると厭なものサ」〈二葉亭・浮雲〉
[補説]「真逆」とも当てて書く。
[用法]まさか・よもや――「まさか(よもや)オリンピックに出られるとは思わなかった」「まさか(よもや)私を疑っているわけではないだろうね」のように、両語ともに、そんなことはあるはずがないという気持ちを強める表現で、打消しを伴って用いられる。◇「まさか」は「まさかの時に備えて貯金する」のように名詞としても使うが、「よもや」に名詞用法はない。また、容易に信じられない気持ちを感動詞的に表す用法もある。「『この辞書を五十円で売ろうか』『まさか』」、この場合には「よもや」は使えない。◇「よもや」は「まさか」より古風な言い方で、改まった感じの語。「あの約束をよもやお忘れではないでしょう」「この家がよもや地震で倒壊することはあるまい」
[類語]よもや・