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国語国字問題 こくごこくじもんだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国語国字問題
こくごこくじもんだい

国語の運用にあたって言語政策にかかわってくる問題を広く国語問題というが,日本では表記法,文字に関する問題が中心的位置を占めてきたので,国語国字問題といっている。文字に関しては,現在漢字仮名交り文が正式とされているが,すべてかなにすべきであるというカナモジ論,ローマ字にすべきであるというローマ字論も,ある程度の勢力をもっている。さらに,コミュニケーションの改善を目的として,漢字の制限かなづかいの統一が考えられ,当用漢字教育漢字が選定され,現代かなづかいが制定されたが,これらには多くの反対論もある。漢字の読みの制限の問題,送り仮名の問題も,いまなお議論が絶えない。

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デジタル大辞泉の解説

こくごこくじ‐もんだい【国語国字問題】

国語問題2

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百科事典マイペディアの解説

国語国字問題【こくごこくじもんだい】

国語の伝達において抵抗や障害が意識された時に発生する諸種の問題。明治初年諸外国との比較を通して近代国家発展の基礎としての国語・国字に多くの難点があるのを意識してより,国語国字問題が発生した。
→関連項目国語学国語審議会国語調査委員会国立国語研究所正書法

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世界大百科事典 第2版の解説

こくごこくじもんだい【国語国字問題】

日本語の表記を簡単にやさしくし,正しい日本語を日本人が読み書き話すようにしようとするために生じてくる,種々の文化上の問題をさす。
[問題の発生]
 明治初年ヨーロッパと交通が開けてみると,アルファベットの簡単な西洋語にくらべて,日本語が多くの漢字を学習せねばならず,文字学習の負担が大きいことを見て,これを改革しなければならないと考える人々が現れた。それとともに仮名遣いや送り仮名法の問題も考えられ,江戸時代封建制度の下にはなはだしくなった各地の方言を統一して一つの標準語を確立しなければならなくなった。

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大辞林 第三版の解説

こくごこくじもんだい【国語国字問題】

一国の言語・文字の整理・改善に関する問題。わが国では、漢字制限・字体整理や送り仮名・仮名遣いの改革などがあり、ローマ字問題も含む。国語問題。

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