デジタル大辞泉 「圧し折る」の意味・読み・例文・類語 へし‐お・る〔‐をる〕【▽圧し折る】 [動ラ五(四)]1 物に押しつけるなどして曲げて折る。力を入れて一気に折る。「腕を―・る」2 勢いをそぐ。気勢をそぐ。「芸者らしい涼しさがなく、―・られた可愛いさであった」〈康成・童謡〉[類語]折る・手折る・折れる・畳む・折り畳む・折り重ねる・折れ曲がる・折り曲げる・曲がる・折損・屈折・曲折・屈曲・ちぎれる・切り離す・張り裂ける・断ち切る・真っ二つ・ばらす・ぽっきり・ぽきり・ぼきぼき・ぽきぽき・ぼきり・ぽきん・ぼきん・ばきばき・ぱきぱき・めりめり・みりみり・ばりばり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「圧し折る」の意味・読み・例文・類語 へし‐お・る‥をる【圧折】 [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙① 木の枝などを物に押しつけて折る。たわめて折る。ひしぎ折る。また、一気に折る。[初出の実例]「をこされたる物をへし折て」(出典:史記抄(1477)八)② 勢いをそぐ。圧迫する。屈伏させる。[初出の実例]「芸者らしい涼しさがなく、へし折られた可愛いさであった」(出典:童謡(1935)〈川端康成〉)[ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ⇒へしおれる(圧折) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例