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均分相続 キンブンソウゾク

世界大百科事典 第2版の解説

きんぶんそうぞく【均分相続】

近代民法は,相続人の権利の平等を基礎とした相続制度を設定する。すなわち数人の相続人は共同で相続し,相続順位の同じ者の間では相続分を均等にして相続財産を分割することを原則とする。日本民法も,戦後改革による1948年の改正以来,均分相続制をとっている。しかし,現行民法は,嫡出子と非嫡出子,父母の双方を同じくする兄弟姉妹と一方を同じくする兄弟姉妹との相続分を均分としない。また,配偶者の相続分もまったく別に定めている。

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大辞林 第三版の解説

きんぶんそうぞく【均分相続】

共同相続人の相続分を均等とする相続形態。日本では、配偶者の相続分を除く他の共同相続人の相続分は原則として均等。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

均分相続
きんぶんそうぞく

数人の相続人が共同で相続する(共同相続)場合、それぞれの相続分が均等である相続形態。[編集部]

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世界大百科事典内の均分相続の言及

【兄弟∥姉妹】より

…さまざまな家族制度を兄弟姉妹関係を視点としてみれば,兄弟姉妹間の連帯をなんらかの形で強調もしくは尊重するものと,兄弟姉妹間の分離を促進し,そのかわりに親子関係や夫婦関係を強調もしくは尊重するものの二つに大別できる。 兄弟姉妹関係を強調する家族制度としてとくに注目されるのは大家族制(拡大型家族),同族組織,オナリ神信仰,均分相続制,レビレート婚(兄弟逆縁婚),ソロレート婚(姉妹逆縁婚)である。日本における大家族制の最も一般的な形態は兄弟姉妹のうち複数の男の兄弟が結婚後配偶者をともなって生家にとどまり(多子残留),同一の家族を形成するものであり,親子関係に加えて兄弟間の連帯が強調される家族といえる。…

【相続】より

…こうした相続原理は当時の婚姻とも大いに関係があろう。奈良時代の庶人の財産相続法については,大宝令の注釈書に〈均分〉とある以外は不明だが,平安前・中期の在地の諸階層の実際の処分例からは,ほぼ男女均分相続であったことが明らかにされている。嫡子優位の相続が広範に見られるのは平安後期以降のことであり,それも主として職の継承とかかわる財産についてである。…

※「均分相続」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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