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塩化ベンゾイル えんかベンゾイル benzoyl chloride

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩化ベンゾイル
えんかベンゾイル
benzoyl chloride

化学式 C6H5・COCl 。刺激臭のある無色の液体で,沸点 197℃。ベンゾトリクロリドの部分加水分解,あるいは安息香酸五塩化リンまたはホスゲンとから合成される。ベンゾイル化試薬,過酸化ベンゾイルの原料として用いられるほか,いろいろな染料,薬品の合成原料,特にアントラキノン建染め染料の合成中間体として重要である。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんかベンゾイル【塩化ベンゾイル benzoyl chloride】

もっとも簡単な芳香族酸ハロゲン化物の一つ。刺激性のある無色の液体で,湿気の多い空気中で白煙を生じる。沸点197.2℃,融点-0.5℃。水と反応し,安息香酸C6H5COOHと塩化水素を生じる。クロロホルムやベンゼンには反応せず溶けるが,メチルアルコールやエチルアルコールとは反応し,安息香酸メチルエステルや安息香酸エチルエステルと塩化水素を生じる。製法は,安息香酸と五塩化リンまたは塩化チオニルSOCl2との反応による。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩化ベンゾイル
えんかべんぞいる
benzoyl chloride

カルボン酸塩化物の一つ。刺激臭のある無色液体。
 安息香酸と塩化チオニルとの反応、または(トリクロロメチル)ベンゼン(α,α,α-トリクロロトルエン)の部分加水分解反応により合成する。水と徐々に反応して安息香酸と塩化水素になる。種々の有機化合物にベンゾイル基C6H5CO-を導入するベンゾイル化剤として、またアントラキノン系染料中間体原料として用いられる。催涙性があり、皮膚、目、粘膜を刺激する。[谷利陸平]

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