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塩税 えんぜいgabelle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩税
えんぜい
gabelle

ガベルとも呼ばれる。フランス革命前の塩に対する課税。ガベルは消費税一般を意味していたが 15世紀以来塩税をさすようになった。塩に対する消費税であると同時に,塩の生産,流通,消費の国家による統制でもあった。日常生活にかかわる課税であるうえに,大塩税地方,小塩税地方,免税地方などに分れ,税率は地方によって著しく異なり悪税の象徴とみなされ,しばしば民衆反乱の原因となった。 1790年3月に廃止された。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんぜい【塩税】

塩を対象とする消費税。すでに古代ギリシア(トロイア,トラキアなど)で行われており,共和政下のローマでは塩専売制がとられていた。中・近世ではフランスのガベルgabelleが有名である。はじめは領主や国王が自己の領地で領主権にもとづいて徴収していたが,14世紀半ばに主として戦費調達の必要から王権にもとづく徴収が開始され,ルイ14世の塩税王令(1680)によって制度的確立をみた。塩売買の自由度,税率には大きな地域差があったが,王国の中心地域では塩は王立の塩倉を経由して公定価格で売買され,住民は塩倉で毎年一定量の塩(義務塩)を買って税を納めることを義務づけられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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