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大光普照寺(読み)ダイコウフショウジ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大光普照寺
だいこうふしょうじ

埼玉県児玉郡(こだまぐん)神川町(かみかわまち)二ノ宮にある寺。天台宗の別格本山。金鑽(かなさな)山一乗院と号する。本尊は十一面観音および元三(がんさん)大師(良源)。聖徳太子の草創と伝えられ、平安初期に慈覚(じかく)大師円仁(えんにん)が中興、のち良源がこの寺にとどまって自身の像を刻んだので、以後、元三大師の寺として親しまれている。鎌倉時代には天台宗関東三檀林(だんりん)の一つとなった。明治の神仏分離以前は、御室(みむろ)ヶ嶽を神体とする金鑽神社の別当寺で、いまも金鑽大師ともよばれる。1591年(天正19)には徳川家康より寺領30石の朱印状を受け、1610年(慶長15)僧正(そうじょう)官の宣旨をされる。江戸時代には関東八檀林となった。一切経(いっさいきょう)、古文書類など寺宝多数を有する。1月3日には元三会(え)(だるま市)が行われる。[中山清田]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の大光普照寺の言及

【神川[町]】より

…南部の渡瀬(わたらせ)には肥料などを製造する化学工場がある。南部にある御嶽山山麓には武蔵二宮金鑽(かなさな)神社と天台宗の古刹(こさつ)大光普照寺(元三大師)があり,金鑽神社の多宝塔は重要文化財に指定されている。御嶽山の鏡岩は表面が鏡のように磨かれた岩で特別天然記念物に指定されている。…

※「大光普照寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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