大島弓子(読み)オオシマユミコ

デジタル大辞泉 「大島弓子」の意味・読み・例文・類語

おおしま‐ゆみこ〔おほしま‐〕【大島弓子】

[1947~ ]漫画家栃木の生まれ。繊細な感受性、詩的な世界観読者を魅了し、少女漫画第一人者と称される。特に短編にすぐれ、文学作品にも匹敵すると高い評価を得る。代表作「綿の国星」「バナナブレッドのプディング」「金髪草原」など。

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百科事典マイペディア 「大島弓子」の意味・わかりやすい解説

大島弓子【おおしまゆみこ】

漫画家。栃木県生れ。1968年《ポーラの涙》でデビュー妊娠をテーマにした《誕生!》(1970年)は少女漫画界に衝撃を与えた。その後《雨の音がきこえる》《ジョカへ……》《バナナレッドのプディング》などにより,少女の自立を幻想的・抒情的に表現。1978年《綿の国星》を発表。擬人化された子猫の目から見た世界を描いて,高い評価を得た。萩尾望都竹宮恵子山岸凉子らとともに少女漫画に変革をもたらした〈24年組〉の一人。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大島弓子」の解説

大島弓子 おおしま-ゆみこ

1947- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和22年8月31日生まれ。昭和43年「ポーラの涙」でデビューし,「週刊マーガレット」「セブンティーン」などに作品を発表。53年「LaLa」に連載の子猫を主人公とした「綿の国星」は漫画ファン以外からも注目され,54年講談社漫画賞。平成20年飼い猫との日常を綴った「グーグーだって猫である」で手塚治文化賞。栃木県出身。

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