大穴(読み)オオアナ

デジタル大辞泉 「大穴」の意味・読み・例文・類語

おお‐あな〔おほ‐〕【大穴】

大きな穴。
大きな欠損。多額の損失。「経理大穴をあける」
競馬競輪などで、大きな番狂わせ。また、それによる大もうけ。「大穴をねらう」「大穴を当てる」
[類語](2損する割を食う本が切れる穴をあける割が悪い間尺に合わない食い込む足が出るロス丸損マイナス損失損害実害赤字被害不利益損亡そんもう欠損実損差損出血持ち出し採算割れ

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精選版 日本国語大辞典 「大穴」の意味・読み・例文・類語

おお‐あなおほ‥【大穴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大きな穴。
    1. [初出の実例]「呑舟の魚をも洩らすべき大穴がある」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)
  3. 大きな損害。多額の損失。
    1. [初出の実例]「大穴があいて町家敷五ケ所まで質に入れて」(出典:洒落本・野路の多和言(1778))
  4. 大きく欠けた部分。重大なきず。
    1. [初出の実例]「こんなに自分の履歴には大穴があるのだもの、と心で悲鳴をあげる」(出典:小魚の心(1927)〈真杉静枝〉二)
  5. 競馬、競輪などでその勝負に大きな番狂わせのあること。また、それによる大もうけ。
    1. [初出の実例]「ホウシュクの番号は、妻君の買った五番で配当は大穴の二百円であった」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和六年(1931)七月)

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デジタル大辞泉プラス 「大穴」の解説

大穴

英国の作家ディック・フランシスのミステリー(1965)。原題《Odds Against》。競馬界を舞台にしたシリーズの第4作。

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