デジタル大辞泉
「雲海」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うん‐かい【雲海】
- 〘 名詞 〙
- ① 雲がはるかかなたに見える、果てしない海原。また、水平線のかなたで交わる雲と海。
- [初出の実例]「雲海沈々望自由、聞レ名蓬島不二遙求一」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)七・過山鹿三崎詠之〈釈蓮禅〉)
- [その他の文献]〔孟浩然‐除夜楽城逢張少府詩〕
- ② 山頂や飛行機などから見下した時、海のように一面に広がって見える雲。《 季語・夏 》
- [初出の実例]「鳥居峠に雲海を見に行った時に経験した」(出典:焚火(1920)〈志賀直哉〉)
- [その他の文献]〔宋之問‐桂州三月三日詩〕
くも‐の‐うみ【雲海】
- ( [英語] the Sea of Clouds の訳語 ) 月面上の名称の一つ。地球から見て表側、中央南西寄りの平坦部。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「雲海」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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雲海
うんかい
高山や航空機上から層積雲を斜めに見下ろすと、雲頂が重なり合い水平線まで雲で埋め尽くされているように見えることがある。このような状態を雲海という。雲海を下から見ると雲の切れ目に青空が見えることがある。大気下層の湿度が高く、上空2キロメートル付近に逆転層が存在する場合に発生する。
[木村龍治]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
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雲海【うんかい】
山頂や飛行機から見おろした雲の上面が海面のように見えること。層雲,層積雲や高層雲など,層状の雲で,夜〜早朝は表面がなめらかだが,日中は上昇気流のため荒く波立つ。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の雲海の言及
【雲】より
…
【地形性の雲その他】
いわし雲,うろこ雲,さば雲絹積雲の一種で魚のうろこのように見える雲。 雲海層積雲や積雲などがたなびいたときに山の上から眺めると海面のように見えるのでこの名がある。富士山の場合,日の出,日の入りのときに雲海の上に山の影を見ることがあり,影富士といっている。…
※「雲海」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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