ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天竜区」の意味・わかりやすい解説 天竜〔区〕てんりゅう 静岡県西部,浜松市中・北部を占める区。北部に天竜美林と呼ばれるスギ,ヒノキの人工林が広がり,中央部を天竜川が南流する。北で長野県に,西で愛知県に接する。2007年浜松市の政令指定都市化に伴い区制。天竜市,春野町,佐久間町,水窪町,龍山村の 5市町村域からなり,市の面積の約 6割を占める。中心地区の二俣は,天竜川とその支流二俣川が合流する谷口に発達,二俣城の城跡が残っている。森林が大部分を占め,林業や木材加工が盛ん。周辺部では茶やシイタケを産する。佐久間ダム,秋葉ダム,船明ダムなどを有する市の水源地帯。中南部の秋葉山に火祭りで有名な秋葉神社がある。南西部の懐山(ふところやま)で毎年 1月に行なわれる伝統行事の「おくない」は,「遠江のひよんどりとおくない」として国の重要無形民俗文化財に指定。北部の西浦(にしうれ)に伝わる郷土芸能西浦田楽も国指定重要無形民俗文化財。京丸のアカヤシオおよびシロヤシオ群生地は国の天然記念物に指定されている。区の一部は天竜奥三河国定公園,奥大井県立自然公園に属する。北部を JR飯田線,南部を遠州鉄道,天竜浜名湖鉄道が通り,国道152号線,362号線,473号線が通じる。面積 943.84km2。人口 2万6726(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「天竜区」の解説 天竜区てんりゆうく 2007年4月1日:浜松市の政令指定都市移行に伴い、中区・東区・西区・南区・北区・浜北区・天竜区を設置⇒【浜松市】[変更地名]静岡県 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by