日本歴史地名大系 「天霧城跡」の解説
天霧城跡
あまぎりじようあと
雨霧城とも記す。天霧山(三八一・五メートル)の山頂部および尾根筋に遺構を残す南北朝期から戦国期にかけての中世山城(詰の城)跡。天霧山は瀬戸内海に面してそそり立つ溶岩台地である
城郭は山頂部から北東に下る尾根稜線上に空堀を設け、これより内側が本丸を中心とする内郭で、空堀から東方と北に延びる尾根、さらに途中から派生して北東に下る尾根の各稜線上には階段状に郭を連ねる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報