奥多摩[駅](読み)おくたま

百科事典マイペディア 「奥多摩[駅]」の意味・わかりやすい解説

奥多摩[駅]【おくたま】

東京都奥多摩町の中心に位置する,JR青梅線の終着駅。1944年に開業した当初は周辺の地名を採って〈氷川〉駅と称し,1971年に現在の駅名に改称されている。戦時中の開業にもかかわらず山小屋を模したユニークな駅舎が設けられており,今も現役で使われていることが評価され関東の駅百選にも選定されている。近年まで石灰石の積み出し駅として利用されていたが,自動車輸送に切り替えられて積み出し設備は廃止・撤去され貨物列車は発着しなくなった。標高は329mで東京都内のJR駅では最も高く,年間を通じて駅前発着のバスを利用する登山者でにぎわい,休日には都心からの直通列車も運転される。

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