出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
東京都西多摩(にしたま)郡奥多摩町の北西部、多摩川の支流の日原川の小川谷にある鍾乳洞。最大の新宮(しんぐう)洞は深さ約527メートルに達し、温度は年間を通し11℃で一定している。江戸時代は一石(いっせき)山大権現(だいごんげん)とよばれる修験(しゅげん)道場で、白衣(びゃくえ)観音、金剛杖(づえ)などと名づけられた鍾乳石、石筍(せきじゅん)がある。都の天然記念物に指定され、秩父多摩甲斐国立公園(ちちぶたまかいこくりつこうえん)に属している。JR青梅(おうめ)線の終点奥多摩駅からバスで約40分。近くに籠(かご)岩、燕(つばめ)岩、梵天(ぼんてん)岩など石灰岩の峰がそびえ、下流は日原渓谷とよばれる。
[沢田 清]
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