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姥山貝塚 うばやまかいづか

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

姥山貝塚
うばやまかいづか

千葉県市川市柏井町にある縄文時代中期から後期にかけての環状貝塚。 1926年東京大学人類学教室が発掘し,竪穴住居址 23個,埋葬人骨 16体を発見。特にこのとき,一住居址から5体の人骨が見つかったことから,縄文時代の1家族数の推定の一つの根拠となっている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

姥山貝塚

武蔵野線船橋法典駅の北約700メートルにある。約5千〜3千年前に形成された、ハマグリを主体とする東西約130メートル、南北約120の馬蹄形(ばていけい)の貝塚。明治以来、東大や明大が発掘調査を重ねた。

(2006-02-05 朝日新聞 朝刊 千葉 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

うばやま‐かいづか〔‐かひづか〕【姥山貝塚】

千葉県市川市姥山にある縄文時代中・後期の貝塚。

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百科事典マイペディアの解説

姥山貝塚【うばやまかいづか】

千葉県市川市柏井町姥山にある縄文中期〜後期の貝塚(史跡)。現在の江戸川左岸の台地上に位置し,広い範囲に貝層が環状に堆積している。1926年発掘が行われ,20余の竪(たて)穴住居跡,10余体の人骨,土器が発見された。

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世界大百科事典 第2版の解説

うばやまかいづか【姥山貝塚】

千葉県市川市柏井町に所在する縄文時代中・後期の馬蹄形貝塚で,東西に向かいあう二つの弧状貝塚からなる。大きさは直径150m。首都圏に近いため,早くから好事家の発掘に供されてきたが,1926年に東京大学人類学教室により本格調査された。その調査で,貝層下に住居址群の存在することが初めて認識され,また貝塚全体の航空写真をもとに,貝塚測量図も作成された。当時におけるこの画期的成果の背景には,スウェーデン皇太子の発掘見学があり,これほど大規模の発掘が敢行されることになったという。

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大辞林 第三版の解説

うばやまかいづか【姥山貝塚】

千葉県市川市にある縄文時代中期・後期の遺跡。竪穴住居跡・人骨などが多数発見されている。

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国指定史跡ガイドの解説

うばやまかいづか【姥山貝塚】


千葉県市川市柏井町にある貝塚遺跡。東京湾に流入する大柏(おおかしわ)川左岸の標高約24mの台地上に位置する。縄文時代中期および後期に形成された東西130m、南北120m、南に開口した馬蹄形の貝塚。1926年(大正15)の発掘調査により縄文時代の竪穴(たてあな)式住居跡群が発掘され、集落の存在を示す最初の遺跡が発見された。そのうち一つからは5体の人骨が発掘され、当時の家族の構成を知るうえで貴重な資料となったことから、1967年(昭和42)に国の史跡に指定された。その後も周辺部の調査が進み、39ヵ所の竪穴式住居跡、143体の人骨や土器などの遺物が多数出土し、当時の集落の構成や埋葬に関する貴重な資料を提供した。現在は、姥山貝塚公園として整備されている。JR武蔵野線船橋法典駅から徒歩約10分。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

姥山貝塚
うばやまかいづか

千葉県市川市柏井(かしわい)町所在の縄文時代中期中葉から後期中葉までの馬蹄形(ばていけい)貝塚を伴う集落遺跡。ハマグリなど内湾砂泥底産の貝を主体とした純鹹(じゅんかん)貝塚である。貝層分布の外径は、東西約130メートル、南北約120メートルと中規模である。1926年(大正15)の東京帝国大学人類学教室による発掘で、縄文時代の家が、炉と柱をもつ竪穴(たてあな)住居であることが確実となり、しかも集落を形成することが判明した。また、1軒の竪穴住居の床に成人男性2体、成人女性2体、子供1体の計5体の人骨が発見され、住み分けや家族の問題を検討する材料を提供した。これまで人骨の多い貝塚として繰り返し調査されてきた結果、143体(個体骨格を残さぬ例も加算)の人骨が発見され、縄文人の形質や葬制などの研究に貢献している。そのわりに住居検出軒数は39軒(E地点は未加算)と少ない。これらはおもに縄文中期に属する。1967年(昭和42)国の史跡に指定された。[堀越正行]

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