孝子峠(読み)きょうしとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

孝子峠
きょうしとうげ

大阪府南西端岬町と和歌山市の境にある。標高 106m。和泉山脈西端を越える紀州街道 (国道 26号線) 上に位置。大阪と和歌山を結ぶ主要な峠の一つで,大阪側からは繊維,機械類,和歌山側からは石油,ミカンなどのトラック輸送量が多い。峠の下を南海電気鉄道本線がトンネルで通る。峠の名称は,役小角 (えんのおづぬ) の孝子伝説によるとも,橘逸勢 (はやなり) の娘あやめの孝子伝説によるとも伝えられる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔大阪府(和歌山県)〕孝子峠(きょうしとうげ)


大阪・和歌山の府県境をなす和泉(いずみ)山脈西部にある峠。標高約100m。古くから紀州(きしゅう)街道の要地。現在、国道26号が通り、南海(なんかい)電気鉄道本線がトンネルで抜ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

孝子峠
きょうしとうげ

大阪府と和歌山県との境、和泉(いずみ)山脈の西端近くにある峠。標高106メートル。近世には大坂―和歌山間の最短路にあたる孝子越(ごえ)紀州街道の峠として往来が盛んであった。1898年(明治31)現南海電気鉄道本線が峠下にトンネルで通じて一時衰退したが、近年国道26号として自動車交通が盛んである。孝子の地名は『文徳(もんとく)実録』にある平安初期の書聖橘逸勢(たちばなのはやなり)の娘あやめの故事による。峠の約2キロメートル北に橘父子の墓がある。[前田 昇]

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