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宇宙測地 うちゅうそくち space geodesy

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知恵蔵2015の解説

宇宙測地

天体や人工天体からの放射や反射光を利用して、地球の2地点間の距離や上下変動、地球と天体の距離を精密に測定する技術。複数の人工衛星からの電波を同時受信し、現在位置を瞬時に確認、地殻変動や海面の昇降を観測するGPS、人工衛星を地表の3地点以上から同時観測し、往復時間の精密測定から未知の地点位置を決めるSLR(衛星レーザー測距)、クエーサーからの電波を遠く離れた地点間で到達時間差0.1ナノ秒の精度で受信し、その地点間の距離を精密に決めるVLBI(超長基線電波干渉計)などがあり、誤差数mmの精度で測定できる。近年、地殻変動の検出にSAR(synthetic aperture radar:合成開口レーダー)が利用されている。

(斎藤靖二 神奈川県立生命の星・地球博物館館長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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世界大百科事典 第2版の解説

うちゅうそくち【宇宙測地 space geodesy】

宇宙技術により地球の形状を測定すること。測地測量によって地球の形状や地殻変動を正しく把握するためには,地上の基準点間の位置関係を精密に測定する必要がある。ところが,地球が丸いため遠く離れた基準点間を結ぶ直線は地中を通り,地上で直接測量することは不可能である。陸上では,三角測量三辺測量を繰り返すことにより測量が可能であるが,海上では不可能であり,広い海を隔てた地域間の位置関係を精密に測定することは困難であった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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