守旧派(読み)シュキュウハ

デジタル大辞泉 「守旧派」の意味・読み・例文・類語

しゅきゅう‐は〔シユキウ‐〕【守旧派】

《が原義》昔からの習慣・制度などを守る勢力。保守派。「守旧派が巻き返しで改革が後退する」⇔改革派。
朝鮮の李朝末期、清国と結んで封建体制の維持をはかった保守勢力。1882年の壬午じんごの変以後、開化派(独立党)を抑え、日清戦争まで政権を維持した。
[類語]封建的・封建主義・保守的・コンサバティブ・前近代的・守旧・家父長制・圧制・威圧的・強圧的・高圧的・権威主義・独裁的・全体主義

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精選版 日本国語大辞典 「守旧派」の意味・読み・例文・類語

しゅきゅう‐はシュキウ‥【守旧派】

  1. 〘 名詞 〙 旧習を守る傾向の人々。保守派。
    1. [初出の実例]「議論が守旧派の人々の間には喧しく持ち出されてゐる間に」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「守旧派」の意味・わかりやすい解説

守旧派
しゅきゅうは

近代朝鮮における政治勢力で、中国の清(しん)国と結び李(り)氏朝鮮封建体制を維持しようとした一派をさす。事大党ともいう。李氏朝鮮末期、封建体制の解体が進み、日本をはじめとする資本主義列強の侵略が強化されてくると、朝鮮の内部にも、この危機に対処し、国政のあり方をめぐる対立が激化した。閔妃(びんひ/ミンピ)一族を中心とする守旧派は、1882年の壬午(じんご)軍乱以来内政干渉を強めてきた清国と結び、封建体制を維持しようとした。これに対し、実学の流れを引き、日本に倣って国政を変革し、自主開明を図ろうとする開化派との対立が激化し、ついに84年の甲申(こうしん)政変となって爆発した。これは、クーデターによって守旧派から一気に政権を奪取しようとした開化派によって起こされたが失敗に終わり、守旧派の勢力は一段と強化された。

[宮田節子]

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