定業(読み)ジョウゴウ

デジタル大辞泉 「定業」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ごう〔ヂヤウゴフ〕【定業】

仏語
前世から定まっている善悪業報ごうほう決定業けつじょうごう
念仏四業の一。座禅によって精神を集中し、仏を観ずること。

てい‐ぎょう〔‐ゲフ〕【定業】

一定職業業務定職

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精選版 日本国語大辞典 「定業」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ごうヂャウゴフ【定業】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. ( 「けつじょうごう(決定業)」の略 ) 善悪の報いを受ける時期が定まっている行為をいう。順現業順生業順後業三つがある。
    1. [初出の実例]「造五逆不定業。得往生。造五逆定業。不往生」(出典往生要集(984‐985)大文一〇)
    2. 「定業(ヂャウゴウ)かぎりある事には神力にをよばず」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
  3. しょうじょうごう(正定業)

てい‐ぎょう‥ゲフ【定業】

  1. 〘 名詞 〙 一定の職業・業務。定職。
    1. [初出の実例]「この板元、近来山師になり候て〈略〉肝心の定業を外にいたし」(出典:殿村篠斎宛馬琴書簡‐文政五年(1822)一月一日)

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普及版 字通 「定業」の読み・字形・画数・意味

【定業】ていぎよう(げふ)

事業を完成する。梁・任〔王文憲集の序〕武(斉の高帝)業を定め、王命基(てうき)す。風雲寤寐(ごび)すること、實に人(と)る。

字通「定」の項目を見る

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「定業」の解説

定業 さだなり

?-? 鎌倉時代刀工
京都綾小路派。定利の子または門人で,弘安(こうあん)(1278-88)ごろの人。

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