1949年(昭和24)に宮崎師範学校および宮崎青年師範学校,宮崎県工業専門学校,宮崎農林専門学校が統合され設置。その後1974年に設置された宮崎医科大学と,法人化1年前の2003年(平成15)に統合した。2016年5月現在,木花・清武の2キャンパスに5学部6研究科を置き,5489人の学生を収容する。また学部・研究科ではないものの,地域社会における指導的農業後継者の育成を目的に,畜産別科も設置する。「世界を視野に地域から始めよう」のスローガンに加えて,現在は「地域と共に興す新たに光る宮崎ブランドの確立と発信」,「異分野統合を軸に地の利,人の利を活かした教育研究等の推進」を掲げ大学運営に取り組む。2016年度には,人文社会科学と農学・工学の専門性に基づく文理融合型の学部で,地域固有の課題を解決し地域産業を振興してマネジメントに取り組む人材を養成する,地域資源創成学部を設立した。
著者: 戸村理
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
国立大学法人。1949年(昭和24)宮崎農林専門学校(旧、宮崎高等農林学校)、宮崎師範学校、宮崎青年師範学校の3官立学校と宮崎県立工業専門学校を統合し、農学部、学芸学部、工学部からなる新制国立大学として発足。1966年学芸学部を教育学部に改称、さらに1999年(平成11)に教育文化学部に改組。大学院は各学部に修士課程(工学部は修士・博士課程)の研究科を設置。2003年(平成15)10月、宮崎医科大学と統合し、医学部(医学科、看護学科)と、大学院に医学系研究科(修士・博士課程)が設置された。2010年時点で、大学院は教育学、工学、農学、医科学看護学(修士)4研究科のほかに農学工学総合研究科(博士)、医学獣医学総合研究科(博士)が設置されている。2004年4月、国立大学法人法の施行に伴い、国立大学法人となる。本部所在地は宮崎市学園木花台西1-1。
[馬越 徹]
『宮崎大学編・刊『宮崎大学創立五十周年記念誌』(1999)』
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