コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

宮崎平野 みやざきへいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮崎平野
みやざきへいや

別称日向平野宮崎県中部の大淀川一ツ瀬川の下流域に広がる平野日向市美々津 (みみつ) ,綾町の綾,宮崎市青島を頂点とした三角形海岸平野で,面積約 800km2。平野の約3分の2は洪積台地が占める。台地は原 (はる) と呼ばれ,新富町新田原 (にゅうたばる) ,西都市茶臼原 (ちゃうすばる) ,西都原,国富町の六野原 (むつのばる) などがある。この台地を北から小丸川,一ツ瀬川,大淀川が浸食して下流に沖積地を形成。大淀川北岸から小丸川にかけて海岸に砂丘が発達している。気候は,年平均気温 16.5℃前後,降水量は 2000mm前後を示して,県内で日南地域に次いで高温多雨である。平野の産業は農業が中心で,台地上では畜産,沖積地では早期水稲栽培,水田裏作や砂丘地帯作物としてキュウリ,トマト,ピーマン,カボチャなどの施設園芸が行われる。平野には宮崎市,西都市があり,県内の政治,経済,文化の中心をなしている。 JR日豊本線から日南線が分れ,国道 10号線から 219号線,220号線,268号線が分岐,バス路線がこれらの道路を走っている。観光地として尾鈴県立自然公園,西都原杉安峡県立自然公園,西都原古墳公園,県立平和台公園,日南海岸国定公園などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

みやざきへいや【宮崎平野】

宮崎県中部海岸にある県内最大の平野。全般的な形状は,北部は日向市美々津(みみつ),西部は東諸県(ひがしもろかた)郡綾町の綾,南部は宮崎市青島の3点を結んだ三角形をなし,東部の海岸線日向灘に面して南北約60kmの直線状を呈している。平野は〈原(はる)〉と呼ばれる台地と沖積地によって構成され,台地は基盤の新第三紀層の上に洪積世の礫層がのり,それが数回にわたって隆起したもので,西部や南部の山地に接して広く展開し,海岸平野全体の2/3の面積を占めている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

みやざきへいや【宮崎平野】

宮崎県中部、日向灘に沿って広がる平野。南部を横切る大淀川河口付近に宮崎市市街地が立地。日向平野。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔宮崎県〕宮崎平野(みやざきへいや)


宮崎県中部の平野。日向灘(ひゅうがなだ)に面し、北は都農(つの)町、南は宮崎市青島(あおしま)、西は綾(あや)町を結ぶ三角形の地域に広がる。代表的な隆起海岸平野の一つ。3分の2は、標高300~330mの新田原(にゅうたばる)・唐瀬原(からせばる)・西都原(さいとばる)・茶臼原(ちゃうすばる)などの洪積台地。一ツ瀬(ひとつせ)川から大淀(おおよど)川の河口にかけて海岸砂丘が発達。台地ではサツマイモ葉タバコなどの栽培と酪農、平野部は水稲早期栽培とハウス園芸農業が盛ん。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宮崎平野
みやざきへいや

宮崎県中部臨海にある平野。大淀(おおよど)川河口部を中心とするが、北部の都農(つの)町から高鍋(たかなべ)町にかけて発達する海岸平野も含まれる。このため、沖積平野面はかなり狭く、小丸(おまる)川、一ツ瀬(ひとつせ)川、大淀川などに沿い帯状に分布するにすぎない。海岸平野をなす洪積台地は、唐瀬原(からせばる)、新田原(にゅうたばる)、茶臼原(ちゃうすばる)などの原(はる)地名がつき、標高は300~330メートル、いくつかの段丘面が認められる。南部の洪積台地面は開析が進み丘陵性を示す。一ツ瀬川から大淀川にかけての海岸部は砂丘が発達し、宮崎市の一ツ葉(ひとつば)海岸では、一ツ葉海岸を最前列に3列の砂丘が並行して走っている。沖積低地は稲作地帯であるが、台風の被害を避けるため早期水稲が導入され、同時に裏作としてビニルハウスによる野菜栽培が展開されている。施設園芸発展の条件の一つとして、宮崎平野が温暖で冬季に日照に恵まれることがあげられる。台地上では、園芸作物、飼料作物、畜産が盛んである。[横山淳一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

宮崎平野の関連キーワードわにつか県立自然公園高岡(宮崎県)綾川(宮崎県)タテハモドキ佐土原[町]蓮ヶ池横穴群都農(町)宮崎[市]清武[町]国富[町]清武〈町〉九州山地綾(町)都城盆地鰐塚山地綾[町]深層熱水川南町尾鈴山山之口

今日のキーワード

書類送検

警察から検察官に対して事件を送致する場合 (送検) ,捜査に当たり逮捕した被疑者の身柄を引き続き拘束しておく必要があるときは書類,証拠物とともに身柄を送致するが,もともと逮捕しなかったり,一度逮捕した...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android