年来(読み)ネンライ

デジタル大辞泉 「年来」の意味・読み・例文・類語

ねん‐らい【年来】

数年前から続いていること。ここ数年。長年。「年来の望み」「年来続けてきた研究」
[類語]過去以前かつ在りし日往年往時往日旧時昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て旧来在来その昔太古千古大昔元元元来本来大体どだい自体そもそも元より根っから何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで今まで常常つねづね間断かんだん延延連綿長長ながなが脈脈綿綿縷縷るるずっと生まれつき生来

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精選版 日本国語大辞典 「年来」の意味・読み・例文・類語

ねん‐らい【年来】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数年以来。ここ数年。としごろ。ながねん。
    1. [初出の実例]「年来恪公務」(出典将門記(940頃か))
    2. 「早く年来(ネンライ)遺恨を忘て、住山の昔に復せん」(出典:高野本平家(13C前)四)
    3. [その他の文献]〔戴叔倫‐越渓村居〕
  3. ( 「年来(としごろ)」の音読み ) 見た目や声の調子などから推測される年齢のほど。およその年かっこう。
    1. [初出の実例]「上臈の御姿を見てあれば、ねんらいならば、十五か六と見え給ふが」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上)
  4. 長い経験をつんでいること。場数を多く踏んでいること。
    1. [初出の実例]「見た所がおめへもよほどなねんらいと見へるが」(出典:洒落本・公大無多言(1781))

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普及版 字通 「年来」の読み・字形・画数・意味

【年来】ねんらい

年ごろ。

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