お‐がさを‥【小笠】
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) =かさ(笠)
- [初出の実例]「色着(げ)せる 菅笠(すががさ)小笠(をがさ) 吾が頸(うな)げる 珠の七条(ななつを) 取り替へも 申さむものを」(出典:万葉集(8C後)一六・三八七五)
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小笠
おがさ
静岡県南西部、小笠郡にあった旧町名(小笠町(ちょう))。現在は菊川市の南半分を占める地域。旧小笠町は、1954年(昭和29)小笠、南山、平田の3村が合併して町制施行。2005年(平成17)菊川町と合併し、市制施行して菊川市となる。地域の大半は菊川と支流の牛淵(うしぶち)川、丹野(たんの)川流域の沖積平野からなる。東部は洪積台地牧ノ原台地を含む。平野部では米作が主要産業であり、丘陵部は明治以降みごとな茶園地帯を形成。近年では、温室メロン、トマト、イチゴなどの施設園芸や観光農園も行われている。また、小笠嶺田(みねだ)工業団地が造成されるなど、工業化が進行し、主要地方道掛川(かけがわ)浜岡線沿いには商店街が形成されている。旧代官屋敷黒田家の主屋、長屋門などは国指定重要文化財。舟久保古墳は県指定史跡。
[川崎文昭]
『『小笠町誌』(1984・小笠町)』
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小笠
おがさ
静岡県南西部,菊川市南部の旧町域。菊川東岸に広がる。 1954年南山村,平田村,小笠村の3村が合体して町制。 2005年菊川町と合体して菊川市となった。江戸時代は,天領,藩領,旗本知行地などが混在していた。大部分は丘陵地で,チャ (茶) が栽培され,小笠茶として知られる。茶畑には入会地があり,これを分割して茶の出作農家が散在している。また温室メロンなどの施設園芸も行なわれる。今川義忠の菩提寺正林寺,江戸時代当地の代官黒田家住宅 (国指定重要文化財) ,丹野池公園などがある。一部は御前崎遠州灘県立自然公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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小笠[町]【おがさ】
静岡県南部,小笠郡の旧町。東部の牧ノ原と西部の菊川沿岸の低湿地よりなる。米を産し,畜産,温室メロンなど施設園芸も盛ん。牧ノ原では茶の栽培を行う。2005年1月小笠郡菊川町と合併し市制,菊川市となる。30.36km2。1万4374人(2003)。
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