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島原城 しまばらじょう

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日本の城がわかる事典の解説

しまばらじょう【島原城】

長崎県島原市城内にあった江戸時代の城。日本城郭協会選定による「日本100名城」の一つ。有明海を臨む雲仙岳(うんぜんだけ)の麓(ふもと)に位置し、城郭の形式はほぼ長方形の連郭式平城(ひらじろ)。高く頑丈な石垣が特徴で、島原藩の政庁であり藩主の居所であった。本丸は周りを水堀で囲まれており、二の丸と廊下橋形式の木橋一本で繋がれている。天守は破風(はふ)をもたない独立式層塔型5重5階(初重の屋根を庇として4重5階とも)で、最上階の廻縁高欄(まわりえんこうらん)を戸板で囲ったため唐造りのようになっていた。松倉重政により1618年(元和4)から7年をかけて築かれたが、火山灰や溶岩流の地盤のため普請は困難をきわめ、携わった領民たちの怨みをかったと伝えられる。1637年(寛永14)に勃発した島原の乱で、島原城は一揆勢の攻撃を受けている。明治以降は廃城となり、建物などは撤去されたが、現在は本丸に天守・櫓(やぐら)・長塀が復元され、城跡公園となっている。島原鉄道島原駅から徒歩5分。◇森岳城、高来城ともいう。

出典|講談社
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デジタル大辞泉の解説

しまばら‐じょう〔‐ジヤウ〕【島原城】

長崎県島原市にあった城。有馬氏のあとの領主松倉重政が元和4年(1618)から寛永2年(1625)にかけて築城。のち、島原天草一揆で、一揆(いっき)勢の攻撃を受けた。明治7年(1874)の廃城令を受けて土地建物が売却・破壊されるが、昭和35年(1960)天守閣を復興。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

島原城
しまばらじょう

江戸期の城。長崎県島原市城内(じょうない)にある。別称森岳(もりたけ)城。キリシタン大名の有馬(ありま)氏にかわってこの地に入った松倉重政(しげまさ)によって、1618年(元和4)から25年(寛永2)にかけて築城された。37年に起こった島原の乱では一揆(いっき)勢の攻撃を受け大手門を一時破られたが、もちこたえた。乱後松倉氏は改易となり、松平、戸田、ふたたび松平と城主をかえて明治維新に至った。1960年(昭和35)天守閣が復原されたほか、西櫓(にしやぐら)、巽(たつみ)櫓が復原されている。[小和田哲男]

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