日本大百科全書(ニッポニカ) 「川北(町)」の意味・わかりやすい解説
川北(町)
かわきた
石川県南部、能美郡(のみぐん)にある町。1980年(昭和55)町制施行。国道8号が通じる。手取川(てどりがわ)の北岸に沿う、東西に狭長な扇状地上の町で、集落は微高地に立地し「島」のつく地名が多いのが特色。氾濫(はんらん)によってか、古代の遺跡はみられず、近世に新田開発が進められた。早場米(はやばまい)の産地で、大型機械を導入して農業の近代化が進む一方、扇状地の砂利採取も盛んである。1934年(昭和9)手取川の洪水で大被害を受けた。面積14.64平方キロメートル、人口6135(2020)。
[矢ヶ崎孝雄]
『『川北村史』全2巻(1970、1972・川北村)』▽『『川北町史』全4巻(1995~1998・川北町)』
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