白山市(読み)ハクサンシ

デジタル大辞泉 「白山市」の意味・読み・例文・類語

はくさん‐し【白山市】

白山

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白山市」の意味・わかりやすい解説

白山〔市〕
はくさん

石川県南部,手取川流域に広がる市。両白山地の西斜面と金沢平野の中央部を占め,北西は日本海に面する。東で富山県と岐阜県に,南で福井県に接する。2005年松任市,美川町,鶴来町,河内村,吉野谷村,鳥越村,尾口村,白峰村の 8市町村が合体。北部の平野部には北陸街道宿駅が置かれ,手取川河口の美川は北前船の寄港地として発展。山麓部は加賀一宮の白山比咩神社をはじめ,白山の麓に建立された社寺門前町として栄えた。手取川の扇状地は早場米産地として知られ,山間部ではソバを産する。金沢市の南西に隣接するため衛星都市としての性格も強く,機械,自動車車体,電子機器,繊維,食品などの工場が立地。美川の仏壇は伝統工芸として知られる。山麓にはスキー場や温泉が点在し,観光開発も盛ん。岩間の噴泉塔群は国の特別天然記念物,手取川流域のケイ化木産地,御仏供スギなどは天然記念物に指定。東大寺領横江荘荘家跡,鳥越城跡などの国指定史跡があり,人形浄瑠璃「尾口のでくまわし」は国指定重要無形民俗文化財。市域の一部は白山国立公園獅子吼・手取県立自然公園白山一里野県立自然公園に属する。北部の市街地は JR北陸本線,北陸自動車道,国道8号線などが集中する交通要地北陸鉄道石川線金沢と鶴来を結び,手取川に沿って国道157号線が市域を縦貫白山白川郷ホワイトロードで岐阜県白川村に通じている。面積 754.93km2人口 11万408(2020)。

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日本歴史地名大系 「白山市」の解説

白山市
はくさんし

2005年2月1日:松任市石川郡白峰村尾口村鳥越村吉野谷村河内村鶴来町美川町合併
【白峰村】石川県:石川郡
【尾口村】石川県:石川郡
【鳥越村】石川県:石川郡
【吉野谷村】石川県:石川郡
【河内村】石川県:石川郡
【鶴来町】石川県:石川郡
【美川町】石川県:石川郡
【松任市】石川県

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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