帝国石油[株](読み)ていこくせきゆ

百科事典マイペディア 「帝国石油[株]」の意味・わかりやすい解説

帝国石油[株]【ていこくせきゆ】

国産天然ガス最大手。1941年帝国石油株式会社法により国内石油開発の特殊会社として設立,他社石油鉱業部門の吸収合併などにより国内油田の大半をその支配下に置く。第2次大戦後の1950年同法廃止で民間企業となった。1955年設立の特殊法人石油資源開発へ石油資源の調査・試掘部門の一部を分離・譲渡した結果,事業の中心を原油から天然ガスに移行秋田,新潟の石油,新潟,千葉の天然ガスを採掘するほか,東南アジア,アフリカで探鉱活動を行っている。日石三菱(現・新日本石油)と資本・業務提携している。2006年4月,国際石油開発[株]と経営統合し共同持株会社の国際石油開発帝石ホールディングス[株]を設立・上場した。本社東京。2011年資本金2908億円,2011年3月期売上高9430億円。売上構成(%)は,原油59,天然ガス36,その他5。海外売上比率39%。
→関連項目頸城油・ガス田新日本石油[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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