ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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鎌倉中期(13世紀後半)の絵巻。平治の乱(1159)に取材した軍記物語『平治物語』を絵巻化したもの。現在、三条殿夜討(ようち)の巻(ボストン美術館)、信西(しんぜい)の巻(東京・静嘉(せいか)堂、重文)、六波羅(ろくはら)行幸の巻(東京国立博物館、国宝)の三巻と、六波羅合戦の巻が断簡となって諸家に分蔵されている。三条殿夜討の巻は、藤原信頼(のぶより)と源義朝(よしとも)の軍兵が後白河(ごしらかわ)上皇の御所三条殿に火を放ち、上皇を内裏(だいり)に移して幽閉する場面。信西の巻は、奈良方面へ逃亡の途中自害した信西(藤原通憲(みちのり))の首を討ち取り、都大路を引き回すくだり。六波羅行幸の巻は、内裏に幽閉された二条(にじょう)天皇が女房に変装して脱出、六波羅の清盛(きよもり)邸に逃れる場面。六波羅合戦の巻は、清盛の六波羅邸に攻め込んだ源氏の軍勢がかえって敗退し、義朝は東国に落ちるくだりが描かれる。これら四巻は、詞書(ことばがき)の、独特のふるえを帯びた書風が一致し、もともと一連の大部の絵巻の一部と考えられる。絵も各巻の画風は近似するが、描法に多少の差違があり、同系統の何人かの画家によってつくられたものとみられる。画面の構成は力強く、雄渾(ゆうこん)で、とくに群像の表現、甲冑(かっちゅう)の正確な描写などにみるべきものがある。整然と整った構図と鮮やかな濃彩を駆使した画面は、合戦絵巻中の白眉(はくび)とされる。なおこのほか模本として、待賢門(たいけんもん)合戦の巻、および別系統の常盤(ときわ)の巻が伝存している。
[村重 寧]
『小松茂美編『日本絵巻大成13 平治物語絵詞』(1977・中央公論社)』▽『松下隆章編『新修日本絵巻物全集10 平治物語絵巻他』(1975・角川書店)』
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