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廃兵/癈兵 ハイヘイ

デジタル大辞泉の解説

はい‐へい【廃兵/×癈兵】

戦争で負傷して身体障害者となり、再び戦闘に従事できなくなった

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

はいへい【廃兵】

一般には〈戦争で負傷して不具者となり,ふたたび戦闘に従事することができなくなった兵〉を意味する。したがって,その起源は戦争の歴史とともに古いといってよい。フランスの廃兵院アンバリッドは17世紀に開設されている。しかし,日本における近代的な意味での廃兵の出現は,服役免除者と死亡者があわせて11万人にのぼった日露戦争以後のこととみるべきであろう。事実,日本で最初の廃兵院が開設されたのは日露戦争後の1906年における廃兵院法公布の翌年,東京渋谷(翌1908年には巣鴨に移転)においてであった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

廃兵
はいへい

戦闘または公務により生活能力を失い、軍人恩給法により増加恩給、傷病賜金を受けた傷病兵。日露戦争においては兵器の近代化により3万7000人余の傷病兵が出て社会問題化した。政府は1906年(明治39)4月7日廃兵院法を公布し、廃兵院を開設して、重度の廃兵を国費で終生扶養することで戦意高揚を図った。31年(昭和6)に廃兵は傷痍(しょうい)軍人と改称されるが、この間300人余が廃兵院に収容された。[滝澤民夫]

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