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廃除 はいじょ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

廃除
はいじょ

遺留分を有する推定相続人が法定の非行を行なった場合,被相続人の請求または遺言執行者の請求に基づき,家庭裁判所が審判によってその者の相続権を剥奪する制度 (民法 892~893) 。廃除原因として,被相続人に対する虐待,重大な侮辱,その他の著しい非行が規定されている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

はい‐じょ〔‐ヂヨ〕【廃除】

[名](スル)
やめて取り除くこと。
「是等無用の挙、断じて之を―するを可とす」〈雪嶺・偽悪醜日本人
法律で、被相続人の意思に基づき、家庭裁判所の審判によって、推定相続人相続権を失わせること。→廃嫡(はいちゃく)

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大辞林 第三版の解説

はいじょ【廃除】

( 名 ) スル
やめて除くこと。廃止すること。 「旧法を-し/新聞雑誌 51
被相続人の請求に基づき、家庭裁判所の審判によって、被相続人を虐待したり、非行のあった推定相続人の相続権を剝奪すること。 → 廃嫡

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

廃除
はいじょ

遺留分を有する推定相続人の相続権を、家庭裁判所の審判によって剥奪(はくだつ)する制度をいう。一種の私的制裁である。「遺留分を有する推定相続人」とは兄弟姉妹を除く相続人のことをさす(民法1028条)。
 廃除は、(1)被相続人に対して虐待をし、もしくは重大な侮辱を加えたとき、または(2)推定相続人に著しい非行があったときに、被相続人から家庭裁判所へ請求し、廃除審判を受けることによって効力が生ずる(同法892条)。被相続人は遺言で廃除を定めることもできる。この場合には、遺言執行者が家庭裁判所へ廃除を請求する(同法893条)。廃除は、被相続人からなんどきでも家庭裁判所へその取消しを請求することができる。この取消しも遺言で定めることができる(同法894条)。[石川 稔・野澤正充]

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