デジタル大辞泉 「径」の意味・読み・例文・類語 けい【径〔徑〕】[漢字項目] [音]ケイ(漢) [訓]みち[学習漢字]4年1 円心を通って円周を切る直線。「口径・直径・半径」2 小道。近道。「径庭・径路/山径・小径・捷径しょうけい」3 まっすぐに。「直情径行」[補説]2は「逕」と通用する。[難読]径山寺きんざんじ けい【径】 円形・球形などのさしわたしの長さ。直径。「径二〇ミリのパイプ」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「径」の意味・読み・例文・類語 けい【径】 〘 名詞 〙 円形、球形などの物体や図形の、さしわたしの長さ。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「径」の読み・字形・画数・意味 径常用漢字 8画(旧字)徑10画(異体字)逕11画 [字音] ケイ[字訓] こみち[説文解字] [字形] 形声旧字は徑に作り、(けい)声。は織機にたて糸をかけた形で、經(経)の初文。たて糸をいう。そのように直線的に上下の関係にあるものをといい、また道路の近道を徑(径)という。字はまた逕を用いることもある。[訓義]1. みち、こみち、ちかみち、あぜみち。2. 獣みち。3. すぐ、ただちに、すみやか、たやすい。4. わたる、すぎる、おもむく。5. さしわたし、直径。6. 頸(けい)と通じ、くびすじ。[古辞書の訓]〔和名抄〕徑 多々知(ただち)〔名義抄〕徑 ワタリ・ツラヌ・ミチ・タダチ・アト・トホル/逕 ミチ・アヘテ・ワタル・スグ・ハルカナリ・タダ・タダチニ・カヘル[語系]徑・經・剄kyengはみな同声。頸・勁kieng、脛hyeng、(茎)heng、hyengも声義近く、すべて声の字には、直線的に相連なる関係を示すという基本義がある。[熟語]径易▶・径為▶・径急▶・径狭▶・径衢▶・径詣▶・径行▶・径窄▶・径捷▶・径情▶・径畛▶・径術▶・径寸▶・径省▶・径節▶・径絶▶・径然▶・径草▶・径▶・径庭▶・径廷▶・径▶・径挺▶・径塗▶・径度▶・径竇▶・径畔▶・径復▶・径便▶・径傍▶・径迷▶・径約▶・径要▶・径歴▶・径路▶・径露▶[下接語]囲径・寒径・狭径・曲径・蹊径・古径・口径・荒径・三径・山径・斜径・邪径・小径・捷径・樵径・津径・水径・清径・石径・阻径・側径・径・長径・直径・道径・半径・微径・万径・門径・夜径・野径・幽径・径・列径 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報