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後家 ごけ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

後家
ごけ

夫に死別した妻をいうが,東北地方中国地方では,後添いの夫,妻をゴケ,あるいはゴケテテ,ゴケガカなどと呼んでいる。山梨県,秋田県では出戻りの女性をさすところもある。さらに酌婦の意に使う地方もある。

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デジタル大辞泉の解説

ご‐け【後家】

夫に死別し、再婚しないで暮らしている女性。寡婦。未亡人。やもめ。
二つで一組になっている道具などの、片方がなくなって残っているほう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ごけ【後家】

夫と死別した妻を一般的に後家,ヤモメと称したが,現在では未亡人という語が多く用いられている。しかしながらこの意味とは別に東北地方や北陸地方伊豆諸島の一部などのように,ゴケヲイレル,ゴケイリゴケカカなどといって後妻もしくは継母の意味で〈ゴケ〉が使われていることもある。近世の人別帳などには〈○○後家〉という形で一時的な家の代表者として記載した例も多く見られた。家族における後家の地位は,時代や家族形態によって多様であったが,夫の死後婚家を出て生家に帰ったり他家に婚出・分家することはまれであった。

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大辞林 第三版の解説

ごけ【後家】

夫に死別した女性。未亡人。寡婦かふ。やもめ。
ついになっている道具などの、一方がなくなって、残っている方。 「 -ぶた」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

後家
ごけ

夫と死別した妻、寡婦。未亡人と同義に通例用いられているが、「家」制度のもとで家長の没後も「婚家」にとどまり、中継的な家長ないしは若年の家長の後見の地位にある「妻」の身分をさすのが原義であろう。「後家」の用語は鎌倉期の文献にすでにみられるが、そこでは夫の死後も貞節を守って婚家にとどまる者は、嫡子幼少の場合は「中継相続人」として「御家人」の地位にあって所領を保つことができ、あるいは「相代行事人」として、幼少の家長の後見にあたることもできた。また「後家分」として亡夫の所領の一部を譲渡されることも通例であった。ともかく中世武家社会の「後家」の地位は相当に高く認められ、亡夫の後を受けて「家」の中心的存在となりえた。しかし近世武家社会では女性の地位は低下して、「後家」は所領処分家督相続、後見などいっさいの権利を失い、ただ貞節を守って再嫁せず、とくに当主の嫡母は再婚、離縁を固く禁じられてもいた。しかし庶民の後家は「家」の相続主体となり「後見」の立場ももつことができ、さらには「後夫」を迎えることもできた。とはいえ婚家を離れての自由な再婚などは社会的に容認されなかった。明治民法では「後家」の名こそ消失したが、なお家長に死別した妻の地位はきわめて不自由で、後家の実質を久しくとどめてきた。現行民法のもと、「後家」の身分はまったく解消したが、「未亡人」とくに「女世帯主」の立場は、福祉法制の支えが若干あるものの、なおけっして安泰とはいえないものがある。[竹内利美]

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世界大百科事典内の後家の言及

【相続】より

…父祖に家督を譲与すべき実子らがいないときには,その親族あるいは他人の中から養子をたてて,しかるのち,これを嫡子とするのを慣例としていた。また,実子がなお幼少であって,家業を継承する能力に欠けているときには,後家が中継相続人としてその地位を一時的に継承することがしばしばみられた。鎌倉時代の文書をみると,女子(後家)にして,一族の地頭職をもつものがしばしばみえるが,これなどは,まったくそうした後家の中継相続の事例と見るべきものである。…

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