デジタル大辞泉 「御強」の意味・読み・例文・類語 お‐こわ〔‐こは〕【▽御▽強】 1 《「こわめし」をいう女房詞から》赤飯せきはん。現在では、もち米に小豆あずき以外の豆や栗くり、山菜などを入れて炊いたものもいう。2 人をだますこと。特に、「つつもたせ」にいうことが多い。「それはてっきり悪者の兄めが衒かたりの―であらふ」〈浄・前太平記〉[類語]飯めし・ライス・麦飯・冷や飯・強飯こわめし・赤飯・炊き込みご飯・混ぜご飯・五目飯・釜飯・茶飯・鮨飯・舎利・握り飯・おにぎり・お結び 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御強」の意味・読み・例文・類語 お‐こわ‥こは【御強】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① ( 強飯(こわめし)をいう女房詞が一般化したもの ) 赤飯(せきはん)。[初出の実例]「但今日は、非餠御強を汁に入て奉食用也」(出典:皇太神宮年中行事(1192)正月)② 人をだますこと。特に、夫のある女が夫と共謀して他人と通じ、それを言いがかりにして金銭をゆする、いわゆる「つつもたせ」にいう場合が多い。→おこわにかける。[初出の実例]「四五両のおこわをむす子夕べ食ひ」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「御強」の解説 おこわ【御強】 こわ飯。特に赤飯。また、栗おこわ・五目おこわなど、さまざまな具材を入れたものもいう。⇒こわ飯 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報