デジタル大辞泉
「釜飯」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かま‐めし【釜飯】
- 〘 名詞 〙 小形の釜に米とともに魚、貝、肉、きのこ、たけのこなどを入れ、しょうゆ、みりんなどで味つけして炊き込んだまぜご飯。また、小形の釜で炊いた味付飯の上に種々の具を載せたもの。釜のまま食卓に供する。
- [初出の実例]「天下に釜飯くらゐ旨いものはないと言ってる」(出典:縮図(1941)〈徳田秋声〉郷愁)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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釜飯
かまめし
本来は、釜で炊いた飯を飯櫃(めしびつ)などに移さず、直接釜から取り出して食べるのをいうが、小さい釜型容器に盛り込んだ駅弁などを釜飯と称するように、釜飯の語意は二義ある。一般に釜で飯を炊くようになったのは明治以降で、共同生活の食事や給食などは大釜で飯を炊いた。そこで、同じ釜の飯を食べた仲間はお互いに親近感がある意が転じて、同じ職場で働いた者の意にも用いる。関東大震災(1923)直後の焼け跡で、ありあわせの釜で炊いた飯を、釜からじかに、または器に移して食べた人が多かった。これにヒントを得て、まもなく1人前用の小さい釜を用意して種々の変わった具を入れて炊くのを釜飯と称するようになった。それを専門または売り物にする業者ができ、その後、釜飯を一度に数多く炊く専用の炊事器もできている。また、陶器の釜型容器に種々の炊き込みご飯を詰めての市販品は、全国各地でみられる。
[多田鉄之助]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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釜飯 (かまめし)
一人前用の小さな釜で炊いた炊込飯。エビ,カニ,カキ,貝柱,鶏肉,キノコ,たけのこなどを具とし,しょうゆ,酒などを加えて茶飯の味に炊き上げる。貝類やマツタケのように,ながく加熱するとかたくなったり,香りを失ったりする材料は,炊き上がる直前に具を入れ,ふたをしてよく蒸らすとよい。駅弁の釜飯は信越本線横川駅のものが知られ,町の釜飯屋は昭和10年代に出現したと思われる。
執筆者:松本 仲子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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釜飯【かまめし】
小釜で一人前ずつたき込んだ味付飯。魚介,鶏肉,キノコ,たけのこなどをたき込み,釜のまま供する。各地に釜飯屋があるほか,信越本線横川駅の駅弁〈峠の釜飯〉も有名。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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釜飯
かまめし
小さな釜にえび,かに,貝柱,はまぐり,鳥肉,まつたけなど季節のものを米とともに入れ,醤油や酒で調味して炊いたもの。釜に入れたまま食膳に供する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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かまめし【釜飯】
小さな釜で1人前ずつ炊く炊き込みご飯。えび・かになどの魚介類や鶏肉・野菜などを具にし、小釜のまま供して食卓で茶碗によそって食べる。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
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