デジタル大辞泉
「御料所」の意味・読み・例文・類語
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ごりょう‐しょゴレウ‥【御料所】
- 〘 名詞 〙
- ① 室町時代以後、皇室の領地のこと。御料。御料地。禁裏御料。
- [初出の実例]「禁裏 仙洞御料所、寺社一円仏神領、殿下渡領等」(出典:内閣文庫本建武以来追加‐七二・応安元年(1368)六月一七日)
- ② 室町幕府や、守護大名、戦国大名の直轄地。
- [初出の実例]「御料所伊勢国深矢部郷事、被預置訖」(出典:小早川家文書‐文明一五年(1483)六月二四日・幕府奉行連署奉書)
- ③ 江戸幕府の直轄地。全国約三〇〇〇万石のうち大体四、五〇〇万石ほどを占め、普通幕府の代官・郡代などに支配させたが、大名などに預けられることもあった。御料。御領。天領。
- [初出の実例]「御料所なれば、茅原(かやはら)のものに召預けむとせしに」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
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御料所
ごりょうしょ
中世には,室町幕府や戦国大名の直轄領をいった。近世では,江戸幕府の直轄領をさすこともあるが,おもに幕府が皇室に献上した土地をいう。それを皇室御領ともいい,慶長6 (1601) 年,徳川家康はそれまでにあった禁裏御領を整理して約1万石 (1800m3) を献じた。その後,元和9 (23) 年閏8月2代将軍秀忠が皇女誕生を祝って1万石を献じた。前者を本御領といい,後者を新御領という。5代将軍綱吉が宝永2 (1705) 年1万石を献じてこれを増御領といった。幕末には徳川慶喜が 15万石を献じている。御料所の管理には京都郡代があたった。 (→皇室領 )
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御料所
ごりょうしょ
①室町時代以後の,皇室の領地
②室町幕府・江戸幕府の直轄地
禁裏(皇室)御料・仙洞(上皇)御料などがある。戦国時代まで御料所奉行が管理。
御領ともいう。
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世界大百科事典(旧版)内の御料所の言及
【鎌倉府】より
…彼らは,鎌倉時代以来の譜代の家臣を中心に,その後家臣化したものから成り,そのなかから御所奉行や御厩別当などが選ばれ,常時公方に近侍したのであった。そして,鎌倉府の財政的基盤は,おもにその御料所経営にあったと思われる。その御料所は,関東各地に散在し,足利氏領や旧得宗領などから成り立っていた。…
【蔵入地】より
…御料所,御蔵入,台所入ともいい,戦国大名や江戸幕府の直轄領をいう。戦国大名領には,大名が家臣である給人(きゆうにん)に与える知行地のほかに,直轄領の蔵入地があり,大名の主要財源となっていた。…
【天領】より
…江戸幕府直轄地(幕領)の俗称。江戸時代には御料所もしくは御領と呼んだ。1603年(慶長8)に開かれた江戸幕府は,徳川氏の[蔵入地](くらいりち)を引き継いで直轄領を形成し,慶長(1596‐1615)末年には200万石程度であったが,諸大名の改易・転封を通じて拡大し,元禄(1688‐1704)末年には400万石を超えた。…
※「御料所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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