コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

御触書 おふれがき

4件 の用語解説(御触書の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御触書
おふれがき

江戸時代の一般向け成文法のこと。『武家諸法度』『禁中並公家諸法度』のような支配階級向けの法令と異なり,老中が将軍の裁可を受けて配下に下達し,必要に応じて一般に触れて書きとめさせた。諸藩でも同様,一般向けの法令を触書と呼んで公布した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

おふれ‐がき【御触書】

江戸時代、幕府や藩主から一般民衆に公布した公文書。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

おふれがき【御触書】

江戸時代、為政者の命令を庶民に伝えた公文書。触状。触書。御触。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御触書
おふれがき

江戸時代の法令。江戸幕府では通常の単行法は、必要に応じて御触書の形で公布した。御触ともよばれたが、狭い範囲の人や役所にあてられたものをとくに御達(おたっし)という。御触書は、老中、若年寄の合議体である御用部屋で方針が決定され、奥右筆組頭(おくゆうひつくみがしら)が調査、起案し、将軍の裁可によって制定法となる。表(おもて)右筆は書付(かきつけ)と称するその写(うつし)を作成し、支配系列に応じて配布した。大名には大目付(おおめつけ)が殿中で渡し、旗本以下には目付を通し、その他役職に応じて上司が下付するのが普通である。末端では町村役人が庶民に申し渡して周知徹底を期した。幕府の場合は全国に触れられるものと、御料(ごりょう)(天領)だけを対象としたものとがある。藩では幕府の御触書とともに、大名が独自に定めたものとが行われた。御触書の内容は、幕府の儀式、年中行事、倹約、犯罪の予防摘発などに関するものが多く、一般に命令禁止の旨を簡明に記してある。幕府では8代将軍徳川吉宗(よしむね)以後、御触書を整理編集して『御触書集成(しゅうせい)』をつくったが、藩のうちには同種の法令集を編集したものもあり、私人の編集によるものも多数残っている。[平松義郎]
『平松義郎著「近世法」(『岩波講座 日本歴史11 近世3』所収・1976・岩波書店) ▽高柳真三・石井良助編『御触書寛保・宝暦・天明・天保集成』(1958・岩波書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の御触書の言及

【御触書集成】より

…江戸幕府の法令集。江戸幕府では通常の単行法令は,必要に応じて御触書の形で公布した。狭い範囲の人や役所にあてられたものを,とくに御達(おたつし)という。…

【触】より

…江戸時代の幕府制定法の一形式。〈御触〉〈御触書〉〈御触事〉と呼ばれた。幕府の法令は通常,〈御触書〉もしくは〈(たつし)〉の形式で公布され,〈御触書〉は一般にひろく触れ知らせる場合に用いられ,〈達〉は関係官庁または関係者だけに通達するときに用いられた。…

※「御触書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

御触書の関連キーワード公家諸法度生成文法成文法変形文法歴史文法青標紙貫代成文律武家時代成文法・不文法

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

御触書の関連情報