(読み)コウ

デジタル大辞泉 「恒」の意味・読み・例文・類語

こう【恒〔恆〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]コウ(漢) ゴウ(呉) [訓]つね
コウ〉いつも変わらない。つね。「恒久恒常恒例
〈ゴウ〉ガンジス川。「恒河ごうが恒沙ごうじゃ
[名のり]ちか・のぶ・ひさ・ひさし・ひとし

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精選版 日本国語大辞典 「恒」の意味・読み・例文・類語

こう【恒】

  1. 〘 名詞 〙 易の六十四卦一つ。上卦は震(しん)(雷)、下卦は巽(そん)(風)。雷風恒ともいう。雷は風をよび、風は雷をよび、両者は互いに呼応してやまないさまから恒久の義を示すとする。

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普及版 字通 「恒」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 9画

(旧字)恆
人名用漢字 9画

[字音] コウ
[字訓] つね

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は亘(こう)。亘は上下二線の間に弦月の形を加えたもので、〔詩、小雅、天保〕に「の恆(ゆみは)るが如し」とあるのがその原義。〔説文〕十三下に「常なり」とあり、恒久・恒常をいう。篆文の字は二線の間に舟形に作るが、卜文は(月)に従う。古文字形に従う形である。

[訓義]
1. つね、もとより、ひさしい。
2. やすらか、すなお。
3. ゆみはりづき。
4. 亙と通じ、わたる、あまねし、おわる。

[古辞書の訓]
名義抄〕恆 ツネニ・ユミハリ・ツラヌ・ヒサシ・アマネシ 〔字鏡集〕恆 アケハル・ユミハル・ツラヌ・アマネシ・ツネニ・ヒサシ・トコシナヘ・ツネ

[熟語]
恒医恒燠・恒雨・恒価恒娥恒慨・恒格・恒幹・恒寒恒簡恒軌・恒久・恒居・恒教・恒訓恒勁・恒月・恒憲・恒言・恒固恒誥・恒産・恒士・恒姿・恒資・恒事・恒時・恒式・恒準・恒象・恒情・恒常・恒食・恒心恒人・恒数・恒制・恒性・恒節・恒足恒則・恒俗・恒談・恒典・恒徳・恒忍・恒品・恒舞・恒風・恒物・恒分・恒文・恒・恒民恒庸恒陽恒暘恒耀・恒論
[下接語]
安恒・如恒・貞恒・有恒・用恒

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