愚考(読み)グコウ

デジタル大辞泉 「愚考」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐こう〔‐カウ〕【愚考】

[名](スル)愚かな考え。また、自分の考えをへりくだっていう語。「かように愚考するものであります」
[類語]考え愚案愚見考慮勘案考察勘定顧慮熟慮熟考考量商量思量省察思慮長考深慮千慮千思万考再考叡慮一考

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精選版 日本国語大辞典 「愚考」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐こう‥カウ【愚考】

  1. 〘 名詞 〙 おろかな考え。とるに足りない意見。多く、自分の考えを、へりくだっていう語。「愚考する」の形で、自分の考えるという動作をへりくだっていうこともある。愚案。愚見。
    1. [初出の実例]「つらつら愚考(グカウ)致候所彼をして火中に投没いたし候へば」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)
    2. 「此病気を癒す方法は愚考によると只一つある」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)

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普及版 字通 「愚考」の読み・字形・画数・意味

【愚考】ぐこう

愚見。

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